千葉県鋸南町にある、都市交流施設道の駅保田小学校内のまちの縁側のイベントでどんぐりアート体験教室をひらく吉澤博さん。いつも子供たちやお年寄りの施設にボランティアでクラフトを贈っています。

地域の方が、誰でも予約をせずに、お茶を飲み趣味や気ままにおしゃべりに参加できるたまり場も始まった今、活動内容をお聞きしました。

道の駅保田小のまちの縁側にて時々現れるどんぐりおじさんとは?

どんぐりおじさんこと吉澤さんは、色々な活動をしています。保育園や老人ホームへどんぐりアートを手作りして、アート体験もボランティアで届けています。みんなの喜ぶ笑顔を見るのが楽しくて!どんな準備をしているのか聞いてみました。

里山の恵みである木の実やたね、木の枝を大中小の丸太を土台にして、ケガをしないようにと、一つ一つ磨いて小枝を土台にボンドで張り乾かします。木の実や、種、豆などに顔を手書きで描いて小枝、ツタもみんな材料の一つになると種類別に小箱にわけて、「みんなの夢中になって喜ぶ顔がみられるのがうれしい!」と吉澤さんは、準備作業を続けます。

大人も子供ももう夢中!参加すればあなたもアーティストです。

保田小のイベントは参加費、土台の大きさにより300円から500円。作業台の真ん中に飾り用の材料が並んでいます、いくつ付けてもOKです。芸術的感覚を存分に発揮し、オリジナルの作品と里山の恵みを感じながら時間のゆるすかぎり楽しんでください。

「どんぐりおじさんまた来たよ!バスの出発まで20分しかないの」土台を買って材料を袋につめ、お家でゆっくり作るという親子もいました。本当に楽しそうなのです。素敵な体験をしているなと思いました。

第2第4火曜日に、目的の自由なたまり場とは?

吉澤さんは、地域の方ならば、どなたでも参加可能な「市部みんなのたまり場」を、始めました。赤ちゃんとママ、一人暮らしの方、地域との交流を求める移住者など様々な方が参加されています。

場所は、南房総市市部(いちぶ)青年館、時間は、第2、第4、火曜日の10時から14時まで(出入り自由)。誰かと一緒にお昼を食べて、趣味を教えあって新しいことへ挑戦も可能です。
たまり場の参加者の中は、散歩で拾い集めた木の実をクラフトに使えるように吉澤さんに協力しています。

吉澤さんは、木の実一つずつにお顔の絵付けをしています。「絵付けを一緒にしないか」といわれて筆者も試してみました。根気のいる作業なのに、おしゃべりしながらの絵付けは楽しい時間でした。

まとめ

どんぐりおじさんのアート体験教室と準備中を紹介しました。大人も子供ももう夢中になってしまいます。地域の方は、たまり場にお立寄りください。

吉澤さんは移住40年のベテランの移住者です。理想は、この活動をモデルにして、ほかの地区で別な曜日にたまり場を作っていく人が現れ、きちんとしたルールで地域を超えた方も利用できて、元気な人は、毎日どこかのたまり場がある生活にしたいとその熱い思いを話してくださいました。そんな日がいつかくるといいですね。