フラダンスのサークルで素敵なダンスを披露してくれた前田敬公さんは1946年生まれで、現在71歳。

地域づくり協議会「ふらっと」に所属し、多くのボランティア活動やイベントに積極的に参加され、南房総の地域活性化に力を注いでいます。出身は九州の福岡県博多市で学生時代に千葉市へ、そして2002年に南房総市へ移住したそうです。

フラのリズムに合わせ、自然と身体も動き出す

輝いています(前田さんお気に入りの1枚)「写真提供:前田敬公」

フラダンスのサークルに参加し始めたのは10年ほど前。白戸まこ先生指導のもとでダンスの練習はもちろん、振り付けも皆さんと一緒に考え、とても楽しんでいる様子でした。活き活きとフラダンスを踊られているその姿はとても実年齢を感じさせません。年に数回、富山地区の文化祭や施設の慰問で披露しているそうです。

体の中から美しく。安心安全な農業をめざす米づくり

すてきなご主人とご一緒に『現代農業』表紙に掲載「写真提供:前田敬公」

普段はご主人と二人、不耕起(ふこうき)栽培で米作りをしています。故岩澤信夫先生の農薬や化学肥料を使わないこの栽培方法に感銘し、「皆さんに安心安全で美味しいお米を食べて元気になって欲しい」という考えから、2007年からこの栽培方法を取り入れています。除草剤や殺虫剤も使わないこの栽培方法は注目されていて、過去に『現代農業』という雑誌の表紙を飾ったこともあるそうです。

原動力は人との関わり?様々な活動を通して

食と健康の講師「写真提供:前田敬公」

ボランティア活動を始めたきっかけは、南房総市に移住してから数年たった頃。市の広報を読みあげる音声を録音し、目の不自由な方に配布をしたのがきっかけだそうです。現在は「食と健康」をテーマに市民講座で講師、商工会議所青年部が主催する婚活パーティーのお手伝い、また独居老人の配食など、富山地区を中心に様々な活動に参加しています。

生ごみを自然の力で分解し、堆肥に。ゴミを減らし地球にやさしいエコな生ごみ処理器「キエーロ」。「安房ふんころがし」が南房総市に普及をめざしているキエーロ作りも、地域づくり協議会「ふらっと」の活動で参加し、現在その普及活動にも力を入れています。

また、ご自身の実体験から「むつう整体」の創設者である木村先生に弟子入りし、資格を取得。現在は開業もされているとうかがい驚きました。自然治癒力を高める療法でテーマは「自然体の体をつくる」こと。食品添加物などを含む食品を気にせずに口にすると体から排出されるのも早いらしく、「私の体自身がデトックス効果をもっているの」と笑っていました。

まとめ

普段から人との関わりを大切にし、誰に対しても優しく、時には間違いを正してくれる私たちの仲間内ではお母さんのような存在の前田さん。誰もが齢を重ねても活き活きと健康で過ごしたいと思う、そんな中、この行動力と人柄が元気で輝いて見える姿をつくっているのだと実感しました。

 

~ご興味のある方はお問い合わせ下さい~

<フラダンスサークル>
「富山フラダンス・マコウ・ラウレア」
練習場所:富山ふれあいコミュニティセンター(旧公民館)
練習日:月2回(第1・第3月曜日 13:30~15:30)
問合せ先:090-8963-5674(前田敬公)

<キエーロ普及団体>
「安房ふんころがし」~ごみはまわる・くらしはまわる~
問合せ先:0470-36-3059(八木幸枝)

「平久里むつう整体院」
HP:http://prog.miraiyu.jp/salons/heguri.html