千葉県南房総市にある小さな町、和田町。そこには昔から語り継がれる地域の歴史がありました。

その歴史を次世代に繋げていく活動をしている方がいます。和田町で民宿「四季の宿 じんざ」(以下じんざ)を営んでいるご主人です。和田で生まれ育ち、地元をこよなく愛しているご主人に和田町の魅力をたっぷり語っていただきました。

和田町に来たら必ず食べてもらいたいクジラ料理

写真提供:四季の宿 じんざ

全国で5カ所しかない捕鯨基地がある和田町は言わずと知れたクジラの町。じんざの館内にもクジラがいたるところでお出迎えしてくれます。

都会ではなかなか食べることがないクジラ料理ですが、じんざではクジラ料理を思う存分食べられるおすすめのコースがあります。その名もK(クジラ)F(フル)C(コース)!!ご主人が心をこめて作るクジラ料理を食べに一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

目で見て、触れて、感動を味わおう

写真提供:四季の宿 じんざ

じんざには毎年6.7.9.10月に千葉市の小学生が”農山村留学”をしに訪れます。子ども達は海水浴場に行き自分でひろった貝殻をつかいフォトフレームを作ったり、和田町の地域センター内にある「鯨資料館」に行き、ご主人自らクジラについてレクチャーするそうです。

一番のみどころはめったに見ることができない「クジラの解体」。関東唯一の捕鯨基地がある和田町ならではの貴重な経験です。

地元以外の子ども達にもクジラのことを少しでも知ってくれたら嬉しいと毎年子ども達が来ることを楽しみにしているそうです。

父から子へそして孫へ語り継ぐ、伝統の祭り囃子

和田町では毎年10月に豊作を願う秋祭りが行われます。そこで鳴り響くのが昔から変わらない太鼓と笛の祭り囃子。誰もが地元の音色を覚えてほしいとじんざのご主人が立ち上げたのが「お囃子の会」です。毎月2回小学生から孫がいるおじいちゃんまで幅広い世代に伝統のお囃子を教えています。

結成してから15年以上もたつお囃子の会は祭りの為だけではなく、身障者施設や老人ホームへの慰問、地域の産業祭りでも演奏をし、盛り上げているそうです。

まとめ

ご主人に和田町の魅力を一言で言うと…と質問すると、「何にもないけど何でもあるよ。それが和田のいいところ」とお答えいただきました。

インターネットで調べても出てこない和田町の魅力をまだまだ聞いてみたくなりませんか?料理上手なご主人と笑顔のステキな女将さんがあなたが来るのを待っています。

四季の宿 じんざ
TEL 0470-47-2252
http://www.oyado-jinza.com/