屋根も壁もトタンのつぎはぎだらけの我が家は、仲間内からパッチワークハウスと呼ばれている。所々美しい竹駒井が見えている築100年余りの古民家。すぐに使えるお風呂なし、台所なし、トイレなし、と三拍子揃っていた(笑)。

さぁ、どこから改修しようか?

壊れた灯油釜とバスタブ、蛇口があるだけのお風呂場

私がこの家に引っ越したのは6月。夏の間はやかんや鍋にお湯を沸かして水を足しながら浴びれば大丈夫だったけど、秋に向かうにつれてそれじゃ寒すぎる。

土間に無理やり建てられた水色の波板が、お風呂場と土間を隔てる壁の代わり。天井は無いから風が入ってくるし、脱衣所もない。

お風呂場と脱衣所、薪釜スペースを作ろう!

変に段差があって、やけに広い元お風呂場。こんなのただ寒いだけ!

まずはお風呂場を狭くして、残りのスペースに脱衣所と洗濯機置き場、そして洗面所も作っちゃおう。と言っても、そんなこと自分じゃできないしお金も無い。でも私には、心強いDIY仲間がいるのです♪大工仕事は仲間にお願いして、私はお風呂場のタイル貼りを担当。

ある日仕事から帰って来たら、お風呂場の窓が付いていた壁が崩れ落ちていた。作業をしていた仲間が冗談で揺すっていたら、本当に倒れたらしい。ということで、壁も、屋根も、ぜ~んぶ造ることになった。私じゃなくて、「仲間が」ですけど(苦笑)。

1年越しの完成なるか否か!?

実は、このお風呂場作業に着手したのは、2016年の年末。年末年始は仲間と我が家の改修作業に明け暮れた。そして、もうすぐあれから1年を迎えようとしている。

写真の通り、仲間お手製の扉に壁、貰い物の釜戸も窓も無事設置。それなのに、タイル貼りがまだなのだ(汗)。

あとは私がタイルを貼り終え、脱衣所には漆喰を塗る予定。そしたらこの家で一番断熱効果の高い、快適な空間が完成するはず♪

まとめ

古民家改修は、お金をかけて業者に頼めばあっという間に綺麗で快適な空間になるだろう。

私が自分や仲間と改修しているのは、お金が無いのは勿論だけど、それ以上の楽しさがあり、学びがあり、新しい繋がりがどんどん広がるからだ。お風呂場の改修だけで、どれだけの人たちが関わってくれただろう?

まだまだ続く我が家の改修作業。これからどんな人たちと繋がっていくのか、楽しみでなりません!!