「陸の孤島」なんて言われた時代もありましたが、今ではアクアラインや富津館山道路が開通しています。東京から高速バスに乗って最短93分で南房総の地に降り立つことができるようになりました。
より身近になった“南房総”ですが、どんなイメージがありますか?観光地なので「フルーツ狩り」「花摘み」「ドライブ」といったところでしょうか。しかし今回は、あえて自然を満喫できるスポットをご案内したいと思います。
山派?海派?
「大房岬自然公園」なら、どっちもできるんです!
「子どもを自然の中で思い切り遊ばせたい!」と思ったら大房岬(たいぶさみさき)がおすすめ。一年を通してハイキングや磯遊び、キャンプなどいろいろと楽しめます。
大房岬には芝生広場がいくつかありますが、おすすめは海岸園地。緩やかな斜面となっているのでスライダーで滑り降りると、そのスピード感が病みつきになってリピート間違いなし!
そして近くの磯場まで足を延ばせば、潮だまりにカニやヤドカリ、小魚の海の生き物にも触れ合えます。時々岩場で釣りをしている人を見かけますので、親子で時間を忘れて磯遊びに没頭できそうですね。
房総半島最南端の「野島崎灯台」
白いベンチに座れば幸せになる!?
房総半島最南端にある野島崎灯台は、有料ですが登ることができます。らせん階段とハシゴで頂上に昇りつめた先に見えるのは、一面に広がる太平洋です。地球の丸さを実感できるのは登った人だけの特権かもしれません。
灯台を後にし、遊歩道を散策していると岬の岩の頂上に「朝日と夕陽の見える岬」碑と白いベンチが見えてきます。足元に気を付けながらベンチまで辿り着くと、遮るもが何もない絶景を独り占めできます。
ちなみにこのベンチは別名「Lover’sベンチ」とも呼ばれおり、幸せのパワースポットにもなっているそうです。なんだかロマンチックですね。
山の斜面にヤギ発見!
ハイジの世界観を疑似体験できる「酪農のさと」
「酪農のさと」は国道410号を北上した丸山地区の山あいにあり、日本では珍しい白牛がお出迎えしてくれます。
山の斜面に目を向けると自由奔放な白いヤギが放牧されていて、遊歩道を進んでいくと人懐っこいヤギが近寄ってきます。そんな時は体を撫でてあげたり、手渡しで草を食べさせたり触れ合うチャンス!タイミングが合えば子ヤギも放牧されているので、そのかわいさに癒されちゃってください。
他にも芝生広場や親水公園などチビッコ達が遊べるエリアもあります。山頂には柵越しに休憩スペースがあるので、ヤギを見ながらお弁当を広げピクニック気分を味わってみるのも楽しいかもしれません。
まとめ
東京から2時間圏内で身近な観光地の南房総で自然を満喫できそうなスポットを3つ紹介しました。
自然を満喫してのんびり過ごすのもよし、アクティブに動き回るのもよし、どちらを選ぶのも自由です。ストレスフルな日常生活から離れ、自然に癒されに訪れてみてはいかがでしょうか?
※掲載情報は執筆当時の情報であり、現在は変更になっている恐れがございます。予めご了承ください。