なんとショートPVコンペツアーに参加しました。

最初は南砺市のどこを回るか悩みましたが、おそらく他の参加者は五箇山の合掌造り集落や、利賀地区などを回ってPVを作るのではないかと思い、平野部のどこかの待ちに絞ってPVを作ろうと思いました。

平野部は城端、福野、福光、砺波など、いくつか候補がありましたが、福光は木製バット生産日本一、棟方志功ゆかりの土地という部分に惹かれ、福光に絞ってPVを作ることにしました。

雪積もる福光の街を散策

前日は新幹線、電車を乗り継いで四時間、福光駅に到着し、駅近くのホテル割烹ときわに宿泊。部屋のお風呂のお湯が出ないというアクシデントがありましたが、こちらではよくあることのようで、大浴場の方に入れさせて頂きました。

夜のうちに、翌日の巡回コースなどを確認。

当日は、朝の10時にときわ前に移住コーディネーターの松本さんに迎えに来てもらいました。

コンペツアー開催日が1月だったこともあり、雪は積もっていましたが、天気は晴れ。撮影には問題なさそうです。松本さんに福光の名所を回ると告げ、車で案内してもらいました。

福光市街地は行きたいところが沢山ありましたが、時間の調整は付きやすそうだったので、最初にちょっと離れたところにあるスキー場に行くことに。

さすが北陸、雪は多く、各家庭が家の前を除雪しています。このお陰で車でも移動することができます。

スキー場に行く途中、松本さんのお家に寄らせて頂きました。家に至る道は雪が多いですが、家の周りは水が流れ川のようになっていました。聞くと、雪が融けるように水を流しているとのこと。

私は普段東京で履いているような靴で来てしまったのですが、長靴、または防水の靴があったほうが良さそうでした。当然松本さんは長靴!

松本さんのお宅は、東京では考えられないような広い一軒家で、普段私がいかに窮屈な場所で生活をしているのか思い知らされました。

そこからIROX-AROSAスキー場まで十数分。道は丁寧に除雪されているため、車で問題なく行けます。IOXの名前は医王山から、またスイスのリゾートAROSAと提携していることからこのような名称になっているとのことです。

山頂に着くと、既に多くのスキーヤーがスキーを楽しんでいます。

スキーが好きな人であれば年間チケットを買ってスキー三昧も可能。松本さんのお知り合いも家族連れで訪れていたようで、雪国ならではの冬の楽しみ方ができると思いました。ホテルやコテージもあり、宿泊しての利用もできるようでした。

ちょうど、松本さんの知り合いが、スキー場の建物の屋根の雪かきをしていました。東京では屋根の雪かきを見ることはなく珍しい光景です。動画を取らせていただきました。未経験の人には、雪かきは重労働かも・・。

山の中腹から砺波平野を見渡す写真を撮りたかったのですが、撮影スポットは雪に埋もれていて撮影は断念。代わりに下山する時の車窓から撮影しました。

午前中にスキーに行ってお昼過ぎに帰ってくる人も多いとのこと。帰る頃には駐車場が満車になっていました。早めに行ったのは正解でした。

福光市街の見どころ

お昼時になったので福光市街地に戻り、手打ちそば萱笑で天丼とそばをおいしく頂きました。お店は木造でとても雰囲気があり、店内奥には棟方志功ギャラリーがあり、撮影させていただきました。

棟方志功が福光に住んでいたころ、地元の方々に御礼として作品を渡すこともあったそう。街の中を歩くと、所々で作品を見かけます。

棟方志功記念館「愛染苑」もありますが今回は時間がなかったこともあり、残念ながら全てを見ることはできませんでした。

次に訪れたのは、なんとバットミュージアム。事前に近くの酒屋さんに連絡し、バットミュージアムを空けてもらいます。

福光には多くのバット工場があり、プロ野球選手も訪れるそう。高校球児も福光に訪れバットを作ってもらうことがあるそうです。

王、長嶋、イチローなど誰もが知っている野球選手のバットや、ベーブ・ルースなどの海外選手のバットも展示。一本一本、個性があって見ていて飽きません。バース、掛布、岡田のバットも並べて展示。往年の野球ファンにはたまらない施設となっていました。

そのあとは福光のまちなかを散策。脇道にそれていくと、飲み屋街などもあり、夜も楽しめそうです。

南砺市に合併する前は、一つの独立した町だったので、基本的には町に出てくればだいたいのことはできるようです。途中、米菓を販売している「かきやま総本舗ささら屋」さんに立ち寄り、しろえびせんべいを購入。たくさんおまけのお菓子を貰いました。

店内には棟方志功の作品群。あらためて棟方志功の町だということを確認しました。ちなみに、このしろせんべいを会社で同僚に配った所、非常に好評でした。

歯科医院をリノベーションしたゲストハウス

福光町内に松本さんが管理するゲストハウスTSUBAKIHOUSEがあったので立ち寄らせて頂きました。入り口に歯科医院の表札があり、「ん、ここで合っているの?」と思いましたが、合っているようです。

このゲストハウスはかつて歯科医院だった古民家をリノベーションしてつくられており、表札を残しているのは遊び心とのこと。
ただ、実際訪れた人がこの表札を見てゲストハウスとわからず、松本さんに場所を確認するといったこともあったそうです。

一階は共有スペース、二階が寝室になっており、8名程度が泊まれるぐらいの広さです。一階はリビングの他にミーティングスペースなどもあり、仕事でも使えそうでした。

ちょっと小腹がすいたので、アイスクリーム屋さんのZuccaへ。冬にアイスクリーム?とも思いましたが、福光名産の素材を使ったアイスはとても美味しく、一年中いつでも食べられると思いました。

若い夫婦がお店をきりもりしているようで、こういった方々が増えていくとさらに福光が活性化していくはず。動画撮影OKとのことだったので撮影させてもらいました。

店内は広く、お子さんが遊べるスペースも完備していて、家族で来てゆっくりできます。実際、自分が入った前後にも家族で来店していました。

最後はちょっと町から離れ、山のほうにある福光医王山温泉、ぬく森の郷の露天風呂に。土日の昼でも600円程度と、東京では考えられないような安さ。駐車場が満車になるぐらい賑わっていました。和室大広間やレストラン、農産物物販所などもあります

露天風呂で一日の疲れを癒やした後、福光駅まで送ってもらい、福光を後にしました。

今回は福光に的を絞って訪れましたが、食や文化がとても好きになりました。
南砺市に移住を考えている方には、ぜひとも一度福光を訪れて欲しいと思います。

 

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