「クラウドソーシング」という言葉すら知らなかった私が体験した「新しい働き方講座」での4ヶ月。クラウドソーシングで仕事を始め、続けられたのは、仲間の存在と仕事に対する意識の変化があったからでした。

「働くこと=お金を稼ぐこと」。でもどうせなら、自分らしく!働き方を自分の力でデザインしてみませんか?

個人の働き方を学びにいったつもりが、仲間を得て成しとげたもの

「クラウドソーシング」を仕事にするということは、「個」として働くというイメージでした。しかし講座受講中は、多くの場面で参加者同士のワークショップがありました。自分の気持ちや考えを言葉にすること、みんなの意見を認め合うこと。その時間を通して仲間ができました。

仲間はとても個性的!移住者、6人の子どものママ、海女さん、絵本作家さん。私には何もないなぁなんて思ったこともありました。でも講師の方が「ウェブ上だからこそ、どんな記事でもどんな出来事でも、その情報を探している人がいると思うんです」と。「みんな違ってみんないい」だからこそ面白いんだと気が付いた瞬間です。

仲間の存在、自分の中にある小さな価値への気づき。この時からさらに勇気がわいてきました。ウェブサイトへの記事作成も、アイデアを出してのインタビュー記事もひとりでは早々に挫折していたでしょう。しかし、仲間同士で認め合い、成長を応援し合う環境があったからこそ走り切れました。

良妻賢母をやめたら、家族の笑顔が増えました!

私は二人目の出産を機に仕事をやめて専業主婦になりました。しかし毎日繰り返される主婦業を、まるで家政婦のように感じてしまったのです。理想の母や、やさしい妻になれない自分にすっかり自信をなくしました。

講座を受けると決めた私は、良妻賢母をやめました!どんな人でも1日の時間は24時間しかないのです。嫌だなーと感じながらする主婦業よりも、自分のしたいことを優先させようと思いました。

結果、夫に批判されるどころか、夫が子どもをみてくれる時間が増えました。そして、大好きなカフェでパソコンを開く時間が持てたのです!嫌な家事を怖い顔をしてやるよりも、自分の時間を大切にし笑顔でいる。そしたら家族も自然と笑顔が増えました。

講座を終えた今からが、真の働き方改革のはじまり

平成30年4月の南房総市による定例記者会見の中には「クラウドソーシング人材育成事業、600万円」とあります。この金額をあなたはどう思いますか?私は、おどろきとともに責任を感じました。主婦歓迎!託児無料!にひかれ軽い気持ちで受けた講座ですが、予算だけでなく、本当にたくさんの人の熱い思いがつまった講座でした。

私も二児の母として、子どもの減少や過疎化が進んでいることを肌で感じています。だからこそ新しい働き方や新しい考えを持つ人達の力を借りて、南房総の地がより良くなればと思います。そして講座の卒業生として、私自身も発信していく人になりたい!30半ばにして新たな夢ができました。

まとめ

以前の私の肩書は「〇〇さんのところのお嫁さん」「〇〇くんのママ」しかなく寂しさを感じました。私、個人としての存在が欲しかったのです。今でも自分が名乗れるほどの肩書はありません。でもライターでもあり、クラウドソーシング推進者でもあり、母であり、妻である。究極の複業状態であることに幸せを感じています。どこにいても、どんなあなたでも、必ず輝くことができます!講座を受講した私は、前を向いています!

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