私たちの住む街「あかいわ市」は神話の時代から色々な歴史があります。赤磐市各所の観光スポットを巡りながら赤磐市の歴史を学びましょう!
まずは宗形神社で神話の世界を楽しみつつ、次に城山公園で戦国時代の歴史を学びます。最後は千光寺、ここでは赤磐市唯一の三重塔を見ることができます。
「延喜式神名帳」に記載されている古社、宗形神社
宗形神社(むなかたじんじゃ)は「延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)」にも記載されている備前国の由緒深い古社の一つとされており、祭神(さいじん)は多紀理比売命(たぎりびめのみこと)、市寸島比売命(いちきしまひめのみこと)、多岐都比売命(たぎつひめのみこと)の三女神です。
また、古事記にも記載されている仁徳天皇と黒姫の伝説が残る神社でもあります。神社の周囲を囲む社叢(しゃそう)は、昭和51年に郷土記念物に指定された。この地方の原植生を見ることができます。
近くには、須佐之男命尊(すさのおのみこと)が出雲国で大蛇を退治した折、ここで剣の血を洗い落としたという伝説が残る血洗いの滝(ちあらいのたき)もあるので、お立ち寄りの際はぜひこちらにも足を延ばしてみてください。
城山公園(しろやまこうえん)、周匝茶臼山城跡で歴史を勉強しよう!
岡山三大河川の一つ、清流吉井川のほとりにある茶臼山。
戦国時代には尾根上標高約170メートルに山城があったと『備前軍記』に記されています。天正7年に宇喜多直家に滅ぼされるまで約46年間存在したとされ、現存の周匝茶臼山城跡(すさいちゃうすやまじょうあと)の上に建つ建物は昭和61年に城型展望台として建てられたものです。周囲は「空堀(※)」で囲まれており、空堀体験として堀の中に入ることもできますよ。
春には桜、秋には紅葉を楽しむこともでき、特に桜の時期は城山公園まつりが行われて大変にぎわいます。
※からぼり、からほり/水の入っていない堀
赤磐市唯一の三重塔を有する、歴史深いお寺「千光寺」
千光寺の歴史は奈良時代までさかのぼります。報恩大師(ほうおんだいし)が建立した、備前四八ヶ寺の一つに数えられている歴史が古いお寺です。
本堂は1735年に火災で焼失し、1744年に再興されました。現在の本堂は1992年に大修復を行った姿です。ご本尊の千手観音は秘佛とされており、33年に1度だけ扉を開く法要が行われます。
また、このお寺の三重塔は赤磐市内で唯一の塔として有名で、1765年2月に建立されました。境内には他にも、赤磐市指定文化財に指定されている宝篋印塔(ほうきょういんとう)も見ることができます。
まとめ
赤磐市では伝記や神話の世界に触れられる神社や、奈良時代から続く歴史深いお寺、戦国時代の歴史を学べる史跡などがあります。お休みの日にはご家族そろって赤磐市の歴史に触れながら、四季折々の景色や森林浴を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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