岡山県赤磐市はモモやブドウの産地、そして米どころとしても有名なのをご存じでしょうか。赤磐市にはそれら特産品を使った酒蔵やワイナリーが点在します。お酒の試飲や工場内を見学できる施設など、存分に楽しめるスポットがいっぱい!!

今回は、その中から筆者おすすめの3カ所をご紹介します。

和釜甑(わがまこしき)を使った伝統ある酒造り『赤磐酒造』

大正12年(1923年)創業。雄町米や朝日米などのお米を使い、蒸す作業では伝統的な和釜甑(わがまこしき)を使って独自の技術でこだわりの地酒造りをしています。代表的な「純米吟醸 桃の里」などの地酒やさまざまな果物を使ったリキュールなど、数多くのお酒が販売されています。

赤シソを使ったリキュール「しそだより」は、風味が豊かなシソの香りが口に広がり、とても爽やかな飲み心地のお酒。試飲ができるので、いろいろな味を堪能してから選べるのがいいですね。予約をすれば酒蔵の見学ができます。ぜひ麹(こうじ)の芳醇な香りに包まれてみてはいかがですか。

地元産の雄町米にこだわった酒造り『室町酒造』

元禄元年(1688年)創業。民家の中にふと現れる歴史あるたたずまいの建物。岡山で最も古い蔵元の一つと言われている老舗です。

栽培が難しく、とても貴重と言われている幻の酒米「雄町米」と、日本名水百選に選ばれた「雄町の冷水」を使った地元産の原料にこだわって造られたお酒は、数々の賞を受賞しています。その中でも代表的なのが「極大吟醸 室町時代」と「純米大吟醸 ゴールド雄町米の里」。他にも、同じ雄町米から造られたお酒でもさまざまな味の違いがあるので、いろいろと飲みくらべて楽しめそうですね。

日本酒の他にも、モモやブドウなどの岡山の果物を使ったリキュールも種類が豊富で飲みやすく、日本酒初心者の方にもおすすめです。ぜひ自分好みのお酒を探してみてください。

赤磐市産のブドウを使ったワインが多彩『是里ワイナリー』

ドイツの森内にある是里ワイン醸造場は、標高300mにある是里地域で栽培されたブドウを使用した純国産ワインを造っています。

こだわりを持って造られた数種類のワインが販売されていて、選ぶのに迷ってしまう…。そんな方は、200円で様々な種類のワインを試飲できます。それぞれのワインの飲みくらべができるのが魅力的ですね。

ワインの他にも、1瓶に2キロものブドウを使った100%ジュース「キャンベルぶどうジュース」がおすすめ。濃厚なブドウ本来の甘みが楽しめて無添加なので、お子様にも飲んでもらいたい一品です。

2階からはガラス越しに工場見学ができ、瓶詰の手順を見ることができます(申込不要)。ぜひ質の高い赤磐産のぶどうを使ったフルーティーな味を楽しんでみてください。

まとめ

いかがでしたか?赤磐市にはこの他にも多数の酒蔵やワイナリーがあります。この地域で親しまれてきたおいしいお酒を味わいにいろいろと巡ってみてはいかがでしょうか。

ぜひ一度、赤磐市へ足を運んでみてください。

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