結婚・出産を期に南房総に移住してきた友人夫婦。旦那さんは東京都板橋区出身の通称萩くんで、奥さんは南房総市出身。生まれも育ちも東京の萩君に、移住するにあたっての不安点や実際に良かった点などを伺いました。

いざ南房総へ!地方だから…なのかなぁ?


結婚して1年ほどで、奥さんの里帰り出産をきっかけに移住を考え始め、半年後に南房総に移住したお二人。ご近所さんにも恵まれ、友人も増え不安はすぐになくなったそうです。

しかし、交流が深まるにつれ、驚いた点が2つ。ひとつは人間関係の情報量の豊富さ。この辺りの地元民はあちらこちらの事を良くご存じで、どこどこの誰は、誰さんの弟で、誰々の妹と結婚していて…等々。みんな本当によく知ってるなぁと関心したそうです。

もう1つは、祭りに対する情熱!もちろん地元の祭りは一番だけれど、地元だけでなく近隣の祭りにも繰り出していく情熱には圧倒された。自身の都会生活では感じられなかった事、とても不思議な感覚だそうです。 2つの点はこの地域特有のものなのかもしれません。

もちろん不安はあったけどね。

萩くんは移住するにあたっての悩みで一番重要なのは、仕事と住まいだと語ってくれました。住まいはある程度選択肢があるけれど、やっぱり仕事は業種によってはなかなか難しいかなぁと。

前職は技術職でしたが、運よく以前の経験が活かせる就職先が見つかりました。職場は鴨川市にあり、通勤に約1時間。旅館業の為、早朝出勤や夜間勤務有のシフト制。けれど、比較的都合に合わせて休みが取れるのでお子さんの行事や自身や用事には参加しやすいと言います。

交友関係については、当初は知人や友人が少なかっただけれど、数年前から地元青年会や青少年相談員などに参加して徐々に友人も増加中です。

自宅から海岸まで徒歩3分。自然がいっぱい!のびのび育て子供たち!

長男が1歳になる前に、移住生活開始しましたが、その後、長女、次女を出産。現在は長男が小学1年、長女はこども園の年少で次女は3歳になりました。

東京ではアパート暮らしだった為、子どもの泣き声でも気を使いましたが、移住後は一軒家なので家中を走りまわったり、大きな声を出したりしてもOK!その点では子育てはのびのびできることを実感しているとのこと。

海あり山ありで自然も豊か。お子さん達と近所を散歩するのが楽しみだと。私も近所の浜辺をお子さん達と散歩している姿を時折、見掛けます。

子育てで不安な面は、近所に同級生がとても少ない事。現在は少子高齢化社会。地方では特に、どこでも皆同じ課題になってしまうかもしれませんが、地区に小さな子どもが少ない状況は、みんなで遊びながら色々な人間関係を学んでいく機会が少ないのではないかという事が少し心配とのこと。

まとめ

移住後6年が経過。移住して良かった?と聞いたら、悩むことなく「良かった」と返答してくれました。 南房総は都心へのアクセスもよく、自然豊かで人も優しく生活するのに不便さは感じないそうです。お話を伺った当日も、奥さんが一人東京に遊びに行っていると言いながら、次女をつれ育メンなお姿。

南房総暮らしをお子さん達と満喫している萩君に、今回改めてこの地域の魅力を再認識させていただきました