南房総で生まれ育った筆者は現在3児の母。東京での育児を経験後「もっとのびのびとした子育てをしたい!子ども達を思いきり遊ばせたい!」とUターン移住をしました。息子が通う保育園の園長先生に南房総での子育ての魅力をたっぷり教わったのでご紹介します。

勤続36年!ベテラン保育士がすすめる田舎での子育て

©南房総市

今回お話を聞いた園長先生は、南房総市で生まれ市内に嫁ぎ3人のお子さんを育てあげ現在も現役バリバリの保育士として働くベテラン先生です。

園長先生が語る田舎での子育てのいいところとは…「静かな環境でせかせかしないで暮らすことができればママの気持ちにゆとりができ笑顔が増える。」「ママの笑顔が子どもの笑顔につながるということ。」だそうです。のんびりとした時間の流れがあるこの地域では都会とはひと味違った育児ができるはず!

季節の移り変わりを子どもと一緒に感じよう


©南房総市

筆者が東京に住んでいるときは、近所に公園はあるけれど公園の前は交通量が激しく上の子の相手をしているとヨチヨチ歩きの下の子が危なくて、ほんとは歩かせてあげたいのについついおんぶしてしまうなんてことがよくありました。しかし、南房総に来てからは3兄弟が自由に体を動かすことができる場所があふれているんです。そして一歩外に出れば季節を目と肌で感じることができます。

春は桜と菜の花があふれる道をお散歩し、夏は海へ磯遊び。秋はキンモクセイのにおいを感じ、冬はみんなで育てたサツマイモで焼き芋パーティー♪これらの行事すべて息子が体験してきたことなんです。この地域は日常のなかで自然とふれあうことの大切さを楽しみながら学んで行ける場所なんです!

 

子育ては一人じゃできない!地域で子どもを育てよう!

子育ては一人じゃできないんだよ!と園長先生は言います。先日、幼稚園生がお散歩しているのを見かけたお年寄りが一言。「地域の宝が歩いてきたね。」家族でもない他人が我が子を宝と言ってくれるんです。

小学生の登下校を見守ってくれるおじいちゃん、幼稚園生に畑仕事を経験させてくれる農家のおばさん、子育ての悩みを聞いてくれる園長先生、みんなの助けがあっての子育て。これが地域で子どもを育てていくことなんだと感じました。

まとめ

今は一人で育児をする「ワンオペ育児」などという言葉もありますが、この地域ではありえないと実感しています。田舎ならではの交通や買い物の不便さはもちろんありますが、そんなデメリットよりも、何より子どもが笑顔になり情緒豊かに成長していってくれる場所だと教わりました。こんなすてきな場所であなたも子育てしてみませんか?