和気町には清少納言が書いた随筆「枕草子」にも劣らない『をかし』(風情がある)なイベントがあります。イベントはその内容もさることながら、どこで行われるかも重要な要素!ということで、イベントと観光スポットを、枕草子風にご紹介していきます。

春は藤まつり
ようよう紫になりゆく、人々集いて藤棚にぎやかなる

毎年、4月の終わりから5月のはじめにかけて藤公園で行われる「藤まつり」。開催期間は決まっておらず、藤の花が咲き始めたころから咲き終わるころまで行われるお祭りです。4月29日には開園式が行われ、藤まつり太鼓合戦などの催しが行われます。開催期間中は露店も軒を連ね、大勢の人が集まります。人は多いですが、大きな駐車場があるので安心です。

藤公園の藤は日本一です。何が日本一かというと、その種類が日本一。全国から集められた藤がここにはあります。種類によって見頃の時期が違うので、ちょっぴり長く楽しめます。

藤公園の近くには、和気町歴史民俗資料館もあり、期間中は入館料が半額になるというお得情報を追記しておきます。

夏は鵜飼谷温泉夏祭り
和文字焼きはさらなり、舞台ショーもある

和気町の夏のイベントといえば、毎年、8月16日に行われる「和文字焼き」が有名なのですが、今回は8月の最終土曜日に開催される「和気鵜飼谷温泉 夏まつり」をご紹介します。鵜飼谷(うかいだに)温泉の周辺には、お祭りならではの出店がたくさんオープンされます。

駐車場の仮設ステージ上では、カラオケやパフォーマンスが繰り広げられ、子供たちにも喜んでいただける戦隊ショーも行われます。もちろん、花火大会もあります。イベントの開催場所が温泉ということで、帰りには温泉に浸かって祭りの疲れを癒やすのもいいでしょう。

秋は清麻呂の里もみじ祭り
紅葉が咲いている中、浴衣もいとをかし

11月には、和気清麻呂をお祀りしている和気神社を囲む山のもみじを楽しむことのできる「清麻呂の里もみじ祭り」が行われます。神社横にある伝承館(でんしょうかん)を舞台に、清麻呂太鼓の演奏、ビンゴ大会などが催されます。

このお祭りは、国際交流の場という位置づけでも開催されており、たくさんの外国人の方がいらっしゃいます。会場では浴衣など和装の着付けを用意しており、日本の文化を満喫されていますよ。紅葉を見ながら、神社にもお参りしてみてください。この時期だと、狛犬ならぬ狛いのししが和服姿でお出迎えしてくれます。

まとめ

ここまでくると、最後は「冬は○○○」といきたいところですが、残念ながら和気町で冬のイベントが見つかりませんでした。あえていうなら、「冬は家庭。家族の笑顔はいふべきにもあらず」といったところでしょうか。

このように和気町では、季節ごとに『をかし』なイベントが催され、それを行うすてきなスポットがあります。ぜひ和気町に足をお運びください。

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