地図を見てみると、南房総地域は意外に広いものです。移住を考えていても一体どこにアタリをつけたらいいのか迷ってしまう人もいるでしょう。この記事では南房総地域に移住することを視野に入れた方におすすめの、観光地やグルメ地域をご紹介します。

海岸の美しさは南房総屈指。
丸山地区「ローズマリー公園下の浜辺」


南房総の太平洋側にある道の駅ローズマリー公園は観光地として有名ですが、そこから少し歩いた所に広がる海岸へ足を伸ばすと、なかなかの絶景が広がっています。この近辺、特に三島海岸の砂粒は細かくて、朝の潮が満ちている時間帯は写真映えもするのです。

現地へ行ってみるとサーファーの方もちらほらいらっしゃったので、アウトドア派の方にもおすすめの土地です。海岸はローズマリー公園の隣と言ってもいい距離なので、徒歩で簡単に行くことができます。

夏でも夜になると涼しい。
平久里(へぐり)地区「紅梅ロード」


長狭街道から南へ入った、富山畜産ふれあい牧場へ続く山道の途中に紅梅が植えられている一画があります。「紅梅ロード」と呼ばれ、隠れた名所として地元の人たちが楽しんでいます。

また、この周辺の山間部は、伊予ヶ岳や愛宕山から吹いてくる風と、付近の林によって空気が冷やされ、真夏でも午後4時を過ぎると涼しくなります。都市部の熱帯夜に苦しんでいるエアコンが苦手な方に検討していただきたい土地です。

紅梅の時期は2月上旬頃です。付近に駐車場はありませんが、所々に車の待避所がありますので、車でお越しの方は、短時間であれば一時的な駐車も可能です。

スーパーでも地魚が買える港町。
鋸南町「勝山地区」


鋸南町の勝山地区には大黒山という小さな山があります。登山のための道もそれなりに整備されていて、ちょっとした登山が好きな方にはもってこいの場所と言えましょう。

また、海に目を向けると勝山港という漁港があり、一方では東屋が建っている海岸もあります。漁港がありますので、スーパーなどには房州近海産の魚が豊富に、しかも安く並んでいます。お店によっては鮮魚部に頼むと三枚下ろしなどに調理してくれますので、魚が捌けない人も安心です。

大黒山の麓には駐車場があります。海岸付近にも車を停める場所がありますので、観光だけを目的として行くにも便利な土地です。

まとめ

以上3つの土地は、実際にそこに住むとどうだろう、という点に着目して選んでみました。
定番の観光地から少し外れてしまっているかもしれませんが、移住を考えるにあたってはその土地の住み心地も重要ですので、参考になれば幸いです。

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