美味しくて優しい、可愛くて楽しい、そんなお菓子や料理をつくる人が南房総館山にいると聞いて、会いに行ってきましたよ。

名刺には「オーガニック料理ソムリエ お菓子作家FOO」とありました。「マクロビ」を実践されているとのことですが…

すみません、「マクロビ」って何ですか?

Ⓒオーガニック料理ソムリエ お菓子作家FOO

「はい。『マクロビオティック』といいまして。白砂糖や、卵、乳製品などの動物性のものはとりません。野菜は皮や根っこなど丸ごとをいただく『一物全体』という考え方の、むかしは多くの日本人がしてきた食事法のひとつなんですよ。

野菜は、天と地と中心と外側をそのひと切れですべて味わうことができるようにカットします。季節(四季)に応じたもの、旬のものをいただきましょうね」

なんと!野菜の切り方からして、ちがうんですか!

FOOさんが「マクロビ」をはじめたきっかけは?

Ⓒオーガニック料理ソムリエ お菓子作家FOO

「40代の頃に、からだをこわし、『このままではだめよ』って言われたけれど、なにがどうだめなのか全然わからなくて。そんなときヨガに誘われ、そこで『マクロビランチ』を初体験。『肉も魚も使わないでこんなに美味しいんだ!』とおどろきました。

同じころ『からだが冷えている』とも指摘され。じつはずっと頭痛持ちで生理痛もひどく、月の半分は薬頼み、乗り物酔いなんて子どもの頃からだったので、そういうものだとあきらめていました。

それが、『玄米菜食』の『マクロビ』に変えてから、体の調子がどんどん良くなって!薬は一切いらなくなり、生活も変わり、たとえば合成洗剤をやめるとか、フリースとか着なくなってオーガニックコットンを選ぶとか、化粧品も…。気がつけば石油製品には手がのびなくなっていましたね」

そんな絶不調の時代があったとは!いまのハツラツとしたFOOさんからは想像もつきません。

「オーガニック料理ソムリエ お菓子作家FOO」として、これから

ⒸF.敦子

「『からだは食べたものからできている』を実感して、『食』は大事だなぁと思います。野菜など丸ごとを食べるので、やはりオーガニック(有機)なものを選びたいし、塩も醤油も本物だったらそれだけで美味しい。

白砂糖・卵・バターなどの乳製品を使わない、からだにやさしい『マクロビ』の手作りお菓子、料理など、まだまだ勉強してお伝えしていきたいですね。みなさんの『おいしかったー!』が励みになります」

最初は、本とにらめっこで試行錯誤の毎日だったとのこと。素材にこだわり、作り方にこだわり。リクエストに応えてはじまった、ノンシュガー・ノンオイルなどの「マクロビお菓子教室」はFOOさんの学んできたことを余すところなく伝授してもらえると大好評。

まとめ

南房総白浜生まれ、館山育ちのFOOさん。3人のお子さんは独立し、現在はお孫さんが「マクロビ」で健やかにお育ちです。

館山の、焼き立てワッフルやお菓子作家さんたちの手作りお菓子と雑貨のお店「おやつマルシェ」でFOOさんのお菓子に出会えますよ。
Blog https://ameblo.jp/oyatsumarche/

ケーキ&クッキーのオーダー、ご希望のお教室にも応じてくださいます。
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