小菅村に来て早1年3か月。まだまだ新米。慣れない風習や、慣れない環境でなんとか過ごすことができた。それもこれも小菅村の方達が快く受け入れてくれたからなのだ。
偶然が重なる小菅村との出会い
小菅村との出会いは2014。友人と東京都奥多摩に旅行に出かけた。その際友人に「俺が学生時代お世話になった村が近くにあるから寄っていい?」と言われ、小菅村へ。
雄滝や白糸の滝、物産館に寄ったのだが、その時は「マイナスイオンやべー!」と思うくらいで位置関係もどんな村だったが覚えてないくらい地味な印象だった。
そして転職活動をしていた2015年1月。通っていた東京のハローワークでふと目にした「JOIN地域おこし移住フェア」のポスター。
その当時働きながら転職活動をしていたのだが、たまたまこのフェアがある日が休みだった。今思えば運命だったのかもしれない。
なぜなら「地域おこし」って何?とポスター見て思っていたからだ。この日が休みでなければ今、私は小菅村にはいない。
そして訪れた地域おこしフェア。どんな村だったが覚えていないが名前だけ憶えている村があった。「小菅村」だ!
交流してみて知る小菅村の魅力
担当の二人は強面でなんだが話しづらい雰囲気。何度も何度も小菅村のブースの前で往復した。他の地域の話を聞いて疲れていたので、そろそろ帰ろうかと思っていた。だけど、ちょっとだけだが行った事ある村だし、強面な担当者だけど勇気を出して話しかけた。
「人は見た目ではない」そのことを実感した出来事だった。この担当者だったから私は今小菅村にいる。正直、特別自然が大好きだとか田舎に住みたいとは思っていなかったのだけど、この人たちがいるから行ってみたいという直感だった。
小菅村に来る前は7年間アパレル企業で接客をしていた。良い商品を提供するのはもちろんだけど「自分たちがいるからお店にご来店してもらう」というのを意識していたので、人柄をずっと大事にしてきた。
それは間違えではなかった。小菅村の好きなところは人だからだ。
一緒にお酒を飲み、語り、笑いあえる人達が小菅村にいる。
大変なことも沢山あるし、嫌なことも沢山ある。でも、いつも笑顔で話しかけてくれる村の人。強面だけどいつもかまってくれる村の人。そんな好きな人が沢山いる。
初めて訪れた時には特に印象のなかった村が、今では好きな人がいる村となっている。
あの時、地域おこしフェアのポスターを見ていなかったら、ブースの担当者があの人達ではなかったらと思うと本当に人生って面白い。
この村には魅力的な方達が沢山いることを伝えていきたいと思う。