赤磐市内をめぐりながら、神社を訪れてみませんか?自然あふれる赤磐市には、地元の人々に古くから愛され続けて来た神社がたくさん残っています。

それぞれの雰囲気を味わいながら参拝した後は、きっと清々しい気持ちになれるはず。今回は、神社という切り口からディープな赤磐市の魅力をお伝えします。

清々しい空気を満喫!
石上布都魂(いそのかみふつみたま)神社


古くから地元の人に慕われてきた備前一宮(びぜんいちのみや)。本殿の横手には、奥宮へと通ずる山道があります。土道のため、ちょっとした登山を楽しめます。スニーカーなど歩きやすい靴で行くのがおすすめ。

最後の階段を登りきると、なんとも清らかな空気の中、磐座(いわくら)がお祀りされています。木陰にはベンチもあって、座っていると心が静かに落ち着いていきます。かつてはヤマタノオロチを退治した剣がご神体だったこともあり、ご利益や十握剣太刀守(とつかのつるぎたちまもり)を求めて剣道愛好家も訪れるとか。

春にはクロアゲハが飛び交って歓迎してくれることもあるそうです。

カッコイイたたずまい!
熊山山頂の猿田彦(さるたひこ)神社


その名の通り、日本神話に地上の案内役として登場する国つ神、猿田彦をお祀りした神社。お社は熊山山頂にひっそりとたたずんでおり、並木の奥から威厳が伝わって来るよう。

個人的にどこか「かっこよさ」を感じる神社です。周囲には熊山遺跡や天然杉の巨木、展望台もあり、お昼時にはお弁当を食べる登山客の姿もちらほら。

春にはお花見ができ、晴れた日には展望台から瀬戸内海まで一望できることも。また、しっとりとした森林の中を歩けるため、登山はもちろん、車で訪れてもハイキング気分が味わえます。

昔ながらの町並みに溶け込む温かさ!
諏訪(すわ)神社


地元の人に「お諏訪さま」と慕われる神社。近くを通る国道からも、こんもりと茂る杜(もり)が目を引きます。お社の裏手には遊具があり、暮らしに溶け込んだほっこりとした雰囲気。

また、地域の方々の手入れが行き届いていることがうかがえる神社です。8月下旬に開催される「お諏訪祭り」には、地元の人々が集い前夜から盛り上がります。神社の周りのどこか懐かしい町並みや、吉井川の雄大さを満喫できる川沿いの道も散策が楽しめそう。

柵原(やなはら)鉱山で栄え、片上鉄道が走っていた頃の面影が感じられます。

まとめ

以上、神社をとおして赤磐市のディープな魅力をお届けしました。ぜひ実際に立ち寄って、それぞれの場所の雰囲気を味わってみてください。今回ご紹介したほかにも、赤磐市内にはたくさんの神社があります。あちこちめぐって赤磐市を楽しみながら、お気に入りの神社を見つけてみてはいかがでしょうか。

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