『南砺に移住したくなるショートPVコンペ』のために、南砺市に伺いました。
コンペに参加したきっかけは、以前、ランサーズと岩手県八幡平市が主催した「さすらい合宿」で知り合ったフリーランス 大城あしかさんに南砺市のお話を伺ったことでした。
「動画のコンペになるから、僕はライティング、めぐさんは動画メインでやってみない?」
フリーランス同士でコラボすることで、おもしろい作品が作れそうだし、楽しそう!と思い、コンペに参加することを決めました。
過去最強クラスの大寒波に直撃!
今回、南砺市までの道のりは、私の故郷である千葉県野田市から約500Kmです。北陸新幹線に乗りたい気持ちもありましたが、自分の目と足を使って、現地を巡りたい思いがあったため、自動車で行きました。
高速道路を使用して新潟県経由で行くのか、長野県経由で行くのか手段が2パターンほどあります。私が長野県をよくさすらっていることもあるということで、馴染みのある長野県松本市の国道158線、つまり安房峠を越え、飛騨高山を越えて東海北陸自動車道を通って南砺市に入るというルートを選択したのです。
これが大誤算でした。
あまり真っ白な景色にならない松本市でさえ、真っ白な景色に。飛騨高山は当然、真っ白!真冬に通るルートではないということがわかりました。(夏場は大丈夫!)
運が良かったことは、朝方に飛騨高山に入ったため、除雪車による除雪作業が行われていました。そのおかげで二輪駆動の軽自動車でも坂道を登ることができました。
「え?四輪駆動じゃないの?」と思われるでしょうが、スタッドレスタイヤを履いた二輪駆動車でも行けないことはありません。しかし、真冬に富山県に行く際は新潟県経由で北陸自動車道を通ってくださいね!
千葉県から南砺市に移住した若き夫婦
南砺市には五箇山の合掌造りで有名な里山があります。赤尾谷、上梨谷、下梨谷、小谷、利賀谷の5つの谷から成り立ち、「五箇谷間」となり、これが「五箇山」という地名となったそうです。
五箇山にあるゲストハウス タカズーリ喜多にお邪魔しました。今回、南砺市に訪れた理由はショートPVためではありますが、それ以前に南砺市に移住した千葉県民の話を聞いてみたい、会ってみたいという気持ちが高まっていました。
タカズーリ喜多を経営されている多賀野 公太さん、香菜子さん。
公太さんは妻の香菜子さんに「山の近くで、雪が降って、四季があればどこでも良い」と3年間、移住に関して説得されたそうです。
香菜子さんが、ぽろっと富山県の名前を出しました。というのも、鋳物関係のお仕事をなされていたということもあり、高岡市の移住をイメージしていたこともありました。有楽町で行われた、とやま暮らしセミナーに参加したところ、南砺市の先輩移住者がゲストスピーカーで登壇され、偶然ではありましたが、南砺市に興味を持ち始めました。
原点を掴みにきた!
タカズーリ喜多の場所を見つけ、入居するまで大変だったと聞きました。それは、里山にある住居は不動産屋が物件として扱っていないということでした。まずは、現地の集会に顔を出し、そこで知り合った方に声がけして物件を探していただいたそうです。また、この土地に移住者として受け入れられるかもチェックされます。
里山に居住地を決定した理由は、お金と距離を空けた生活がしたかったと公太さんは言います。居住地を決定するとき、「あれがないと不便」と、便利を求めていたら地元にいることとなんの変わりはないことに気がつきました。南砺市には原点を掴みにきたと言っても過言ではありませんでした。
多賀野夫妻はアウトドアが好きで、お二人とも山が大好きなアクティブな夫婦でした。インタビューしながらお話しする内容がお互いに合い、とても楽しい時間を過ごすことができました。意外にも共通することが、彼らの出身地と私が通っていた大学のある場所が同じだったことで、地元の話もできて、話に花が咲きました。
面倒なことも楽しむ姿勢、私もこのスタイルが好きで各地を飛び回っています。なんと不思議な一期一会のご縁、私はこうちゃんとかなちゃんが大好きになりました!
自分たちでゲストハウスに作り変えたタカズーリ喜多の紹介をしていただいたときも、手がけたことを楽しそうにお話してくださり、自分たちの思いを込めて作ったことがよくわかりました。
また、おいしいコーヒーとケーキをご馳走になりました。ありがとうございます!
なんと不思議なご縁に感謝!
取材のために南砺市を調べて訪ねるよりも、南砺市を知らないま
「いいね!それ!そうしようよ!」
インタビューできなかったり、動画を撮影できないリスクもあるのに関わらず、賛同して共に行動してくださったことに、本当に感謝いたします。この一言がなければ、1人では行動できなかっただろうし、充実しない滞在になっていたかもしれません。
フリーランスの力を合わせることで、思っていた以上の力が発揮できることに、改めて気づくことができたと思います。南砺市も第二の拠点として、新しい活動の場にして行き、新しい出会いを楽しみたいと思います。
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