山梨県甲州市は2005年・塩山市・東山梨郡勝沼町・東山梨郡大和村の市町村合併により誕生した市政13年目になる比較的「新しい市」です。

由緒ある観光名所や、ブドウ、モモ、ころ柿などフルーツ大国の甲州市。その塩山地区の観光名所・旧所をご紹介したいと思います。

江戸時代にさかのぼる<旧高野家住宅・甘草屋敷>


JR中央線塩山駅北口駅前に塩山を代表する重要文化財、<旧高野家住宅・甘草屋敷>をご紹介したいと思います!

甘草屋敷は歴史が深く江戸時代後期、八代将軍吉宗の時代にさかのぼります。その生い立ちは旧高野家が薬用植物の甘草を栽培して幕府に上納していました。

そのことから古くからこの地域では甘草屋敷と呼ばれるようになり、今でもこの地域の季節行事などが行われて、慣れ親しんでいます。ぜひとも塩山の歴史の一端を担った<甘草屋敷>にお越しください。

ご利用案内
<旧高野家住宅・甘草屋敷>
住所:〒404‐0042
山梨県甲州市塩山上於曽1651番地15
電話:0553-33-5910

開館時間:午前9時~午後4時30分
休館日:火曜日(祝祭日にあたる場合その翌日(年末年始12月28日~1月4日)
駐車場:最寄りにあり

観覧料:個人・大人300円、子供200円
団体・大人200円、子供100円

甲州市の山と言えば日本文学にも縁が深い<大菩薩>


甲州市を代表する山<大菩薩>をご紹介したいと思います!

大菩薩は大菩薩峠、大菩薩嶺と峰つづきの2つが代表的ですが、「大菩薩峠は標高1897m」「大菩薩嶺は標高2056.9m」です。大菩薩峠は日本文学の中里 介山の書「大菩薩峠」で有名です!

アクセス方法は2か所からになります。裂石方面からは比較的登山感覚ですが上日川峠からはハイキング感覚で登れます。シーズンになると愛好家でにぎわう幅広い層に愛される登りやすい山です。

景色も絶景で富士山はもちろん八ヶ岳、遠くは南アルプス、乗鞍岳と雄大な景観がのぞめます。周辺には温泉施設もあり、ゆっくり温泉につかるもよし、登山での疲れを流し体も癒やされます。

<交通機関>
最寄り駅:裂石温泉側・JR中央線塩山駅南口→バス大菩薩峠登山口
天目温泉側・JR中央線甲斐大和駅→バス上日川峠

駐車場:裂石温泉
上日川峠

甲州市を代表する武田信玄公ゆかりのお寺<乾徳山・恵林寺>


甲州市といわず山梨県を代表する寺の一つ<乾徳山・恵林寺>を紹介したいと思います!

恵林寺はかの有名な戦国武将:武田 信玄公が眠る菩提寺ですが、織田 信長公とも深い関係があります。天正10年(西暦1582)4月3日恵林寺を焼き討ちし同年6月3日「本能寺の変」がおきました。

快川国師と、兵火を逃れて恵林寺に身を寄せていた僧俗を問わず、一説によれば120名ほどが山門の楼閣上に閉じ込められ、放たれた火によって焼き殺されました。その時の快川国師の「安禅必ずしも山水を須(もち)いず、心頭滅却すれば火も自(おのずか)ら涼し」この言葉がいまでも語り継がれています。その後、徳川 家康公により復興され、今に至ります。

面白い仕組みもあり本堂と明王殿をつなぐ「うぐいすろうか」という場所があり、歩くと{キュッ、キュッ}と音がすることから名付けられました。ぜひ一度体験してみてください。

拝観案内
<乾徳山・恵林寺>
住所:〒404-0053
山梨県甲州市塩山小屋敷2280
電話:0553-33-3011

拝観時間:午前8:30~午後4:30(年中無休)
宝物館:12月~3月の間は毎週木曜日が閉館
駐車場:あり
拝観料:下記記載

恵林寺
個人 団体(20名以上)
大人 300円 250円
小・中・高校生 100円 100円
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信玄公宝物館
個人 団体(20名以上)
大人 500円 400円
高校生 400円 300円
小・中学生 100円 100円
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恵林寺・宝物館の共通券
個人 団体(20名以上)
大人 700円 600円
高校生 400円
小・中学生 200円

まとめ

今回取り上げた塩山の名所・旧所・観光スポット3選は甲州市塩山の代表する観光名所ですので、ぜひ甲州市に来た折には立ち寄って頂ければ甲州市塩山の素晴らしさが分かって頂けると思います。

※掲載情報は執筆当時の情報であり、現在は変更になっている恐れがございます。予めご了承ください。