「あわてない、あわてない。一休み一休み」

これは、子供の頃に観ていたTVアニメ「一休さん」の中で、CM前に一休さんがサラッと発する名ゼリフ。最近この言葉をよく思い出し、懐かしいな〜なんて思っていましたが、それって私が疲れているから⁇天気の良い日をねらって、以前から気になっていた「市原市農業センター」に行ってきました。

深呼吸したくなる

「広くて静か」というのが第一印象。

駐車場で車を降りた瞬間から、気持ちがいい! 空気が澄んでる!ふれあい広場、花木園、果樹見本園などの豊かな自然に囲まれた農業センターは、さっそく私を癒やしてくれました。

音が少ないことも私にとっては居心地がよく、来てよかったと大満足。普段は聞き流している自分の足音がしっかり聞こえるほど静かで、地味に感動してしまいました。その反面、何か聞こえないかと耳を澄ます自分もいて、ちぐはぐな感情に苦笑いです。

農業センターって、想像以上におもしろいかもしれない。いかりや長介さんではありませんが「次いってみよう!」と、気持ちもはずみます!

晩ご飯のメニューを考えたくなる

畑で栽培されていたのは​、​緑がまぶしいネギと人参でした。

私が育った地域では、ネギといえば青ネギ(葉ネギ)だったので、土寄せされたネギ畑を間近で見たことがありませんでした。こんもりと盛りあがった土はネギを守っているようで、健気に見えるのは私だけでしょうか?

ネギは関羽一本太(かんういっぽんふと)という品種で、白い部分がしっかり太​く、ネギ焼きや鍋に入れると存在感がありそう。

人参は黒田五寸(くろだごすん)といって、人参の中でもカロテン含有量が高い品種。きんぴらや温かいスープにしても美味しそうですね。葉の部分はかき揚げかな? なんて思いをめぐらせてしまうのも、野菜がよく手入れされていて美味しそうだからでしょうね。

立ちどまりたくなる

すいこまれそうな景色に顔がほころびました。

芝生広場へ向かおうと歩いていると、思わず「うわっ」と声がもれていました。広場へ向かう道の手前にステキな通りを発見。寄り道決定です。「綺麗ね」 と、歩く速度を落とす人、写真を撮ろうとカメラを構える人、その邪魔にならないよう配慮する人。決して特別な行動ではないのに、この風景の中で見ているとウットリしてしまうのはなぜでしょう。

わき目もふらず目的地に急いでいたら、この小道を見逃していたに違いありません。ゆっくり歩いていて良かった!農業センターは、いるだけで気持ちが晴れて、普段忘れがちな感情をたくさん取り戻せた場所でした。

まとめ

仕事のため、家族のため、もちろん自分のために日々頑張っている皆さん、市原市に来て「静か」を満喫してみませんか?春夏秋冬、どの季節にきても楽しめる市原市農業センター。ほんの少し一休みしたくなった時、足を運んでみてはいかがでしょう。

市原市農業センター
https://www.city.ichihara.chiba.jp/article?articleId=602378f1ece4651c88c188f8

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