結婚を機に市原市へ移住した山育ちの私は、移住後も地元へ帰省しては慣れ親しんだ自然に触れパワーチャージをしていました。しかしコロナ禍で帰省が難しくなり、すっかり落ち込んでいた時期がありました。
その時に始めたのが市原市内の散策です。散策をする中で市原市のきれいな景色に出会い、新たな一面を発見しました。今回はその中でも、五井駅からアクセスできるスポットをご紹介します。
工場地帯に公園!? 東京湾を一望できるスポット
東京湾に面した市原市の沿岸部には臨海工場地帯が広がっています。その工場地帯の中にあるのが私のおすすめ、海を見渡せる養老川臨海公園(ようろうがわりんかいこうえん)。
場所は養老川河口付近の臨海工場地帯の一角に位置しており、公園からは国内最大級の石油コンビナートを眺めることができます。公園には広い芝生が広がり、その中を自由に散歩できるほか、レジャーシートを持参すれば東京湾を眺めながらのピクニックにもなります。
日中に広い海を眺めるのもいいですが、夕日は格別です。オレンジ色の夕日に照らされた海はきらきらと輝き、カメラに残しておきたいと思うほど素晴らしい光景が広がります。夕日を見たい! と思ったときには、公園に足を運んでみるのはいかがでしょうか。
一足先に春の訪れを感じる穴場スポット
河津桜(かわづざくら)という桜をご存じですか? 河津桜は、名前の由来にもなっている伊豆の河津町で発見されました。2月上旬から咲きはじめて1か月ほどで見頃を迎える早咲きの桜で、ソメイヨシノの淡い桃色とは異なり、青空によく映える濃い桃色の花びらが印象的です。
養老川下流にある五井大橋から養老橋までの川沿いに河津桜の並木があります。ゆったりと流れる川と、市原市の街並みを見渡しながら散策できるこの場所は日頃から、私のお気に入りの場所。なかでも河津桜が咲く季節は、川沿いが色鮮やかな桃色に染まり、春らしい景色を楽しめます。
毎年見頃の時期はまだ肌寒いので、温かい服装で散策することをおすすめします。
秋を楽しもう! 五井駅から徒歩で行ける紅葉スポット
五井駅東口と聞くと、商業施設や上総更級公園(かずささらしなこうえん)などを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
私がおすすめしたいのは、秋の更級通りのイチョウ並木です。秋になると一斉に色づくイチョウ。遮るものが少ない更級通りで太陽の光を浴び、より鮮やかな黄金色に見えます。11月の紅葉シーズンに足を運んでみるのはいかがでしょうか。
更級通りでは無人販売されている採れたて野菜に出会うことも! また、大石堂さんという老舗の和菓子屋さんがあり、風情がある外観の店舗内には美味しいお菓子が並んでいます。散策した際はぜひチェックしてみてください。
ちなみにイチョウは市原市の市の木に指定されており、市内のマンホールにもイチョウが描かれています。散策の際に探してみるのも楽しいですよ!
まとめ
旅行が好きな私は、出かけるとなると他県に目を向けがちでしたが、散策がきっかけとなり身近な自然やきれいな景色に気づくことができました。市原市は魅力あふれる街です。あなたもぜひ市原市を散策して、あなただけの心惹かれるスポットを探してみてはいかがでしょうか。
養老川臨海公園
所在地:市原市五井南海岸1‐12
アクセス:五井駅から車で10分/駐車場あり
河津桜
五井駅西口より五井大橋まで徒歩15分
更級通り
五井駅東口ロータリーより直結する大通り
※掲載情報は執筆当時の情報であり、現在は変更になっている恐れがございます。予めご了承ください。