こんにちは!べっくやです。地方と東京の2拠点生活を夢見るアラサー新婚です。

今回は、「夫婦で移住はできるのか?」を検証すべく、岩手県八幡平で3日間の「さすらいワーク」に挑戦。初日は、齋藤ミニミニ牧場で紫陽花の手入れを手伝ったり、憧れの別荘ライフを夢見て心を躍らせたりしました。

肝心の夫は仕事の都合で来られなかったので、夫役として仕事仲間の清水が来ています。不本意です。

↑まだ一緒にいる不本意な男

さて、八幡平生活2日目。
今日は、午前中に酪農体験、午後は自分の仕事というスケジュールです。

フリーの仕事でしっかりお金を稼ぐのはもちろん大切ですが、会社に所属せず働くというのはなかなか孤独です。ときには誰かと一緒に仕事をしたいときもあります。せっかく移住するなら、昼は地元の農業や酪農を手伝って、夜は自分の仕事をする・・・という生活もアリなのでは?

とはいえ、農業・酪農もきっと大変な仕事です。
実際の現場を見てから、いい働き方を考えてみようと思います。

松本牧場で牛たちと触れ合う

ということで、松本牧場にやってきました!

まずは牧場についての説明を受けます。

動物相手のこの仕事は、毎日同じ時間にきっちり同じことをする、の繰り返し。少しでもリズムが狂うと、牛の精神状態や健康状態にも影響が出るそうです。

オーナーの松本さんは、一世代で100頭規模の農場を築き上げたやり手です。

雨の日も雪の日も暑い日も寒い日も、朝早くから牛の世話をする。きっと想像以上に大変な仕事です。体験とはいえ、都会育ちのもやしっ子に酪農の仕事が勤まるのだろうか・・・とドキドキしていると、

松本さん「戦力になるとは思ってないから、まあ今日は気軽に体験してみてよ(笑)」

悲しいやら安心するやらです。

この日私たちに与えられた役割は、子牛にミルクをあげること。それから、親牛たちにえさの牧草をあげること。
体を動かす仕事は久しぶりで、なんだか新鮮です。

近づいてみると想像以上に大きいので、ちょっと緊張します。

妄想開始!

八幡平に来てから酪農に目覚め、毎日牧場に通って牛の世話を手伝うようになった夫。私もその姿に影響を受け、今日は一緒にお手伝いへ。子牛にミルクをやったり、えさの牧草をあげたり、デスクワークと全く違う共同作業はとても新鮮です。そして、真面目に力仕事を頑張る夫に惚れ直す私でした・・・。

妄想おわり!

思わず新婚生活の妄想もふくらみます!

一仕事したあとは、またごはんをご馳走になってしまいました。手伝うというよりも遊びにきたレベルの私たちに本当によくしてくれて、感謝しかありません。
雑談の中で、酪農の仕事について詳しく聞いてみました。

私「仕事は何時から何時までですか?」
松本さん「そうだねえ、朝7時に起きて、8時くらいから働き始めて、夜7時には終わるよ」

牧場はかなり早起きのイメージでしたが、意外と朝はゆっくりでした。また、家族経営の松本牧場では、ときどきヘルパーさん(アルバイト)に来てもらい、できるだけしっかり休みをとるようにしているそうです。

私「酪農の仕事って、どれくらいの期間で身につけられるんですか? アルバイトのような働き方もできますか?」

松本さん「仕事を覚えるだけなら、10日もあれば十分だよ。アルバイトは、一時期雇っていたこともあったね。後継者不足が深刻だから、誰かうちの息子の嫁に来てくれたら嬉しいんだけどね(笑)」

そんなこんなでおしゃべりに花が咲き、気づけばあっという間に13時。これにて酪農体験は終了です。

松本さん、ありがとうございました!

東京の仕事と地方の仕事、両立の道を考える。

午後は近所のカフェでお仕事。温泉に併設されているカフェで、日当りがよく居心地がいいです。

まだカフェやコワーキングスペースが少ない八幡平ですが、地域おこし協力隊の中には住民が集えるカフェを作ろうとしている方もいるそう。これから移住者が増えたら、そういう場ももっと増えていくのかもしれません。むしろ、自分たちで作るのもいいかも?

松本さんに聞くところでは、やっぱりどこの牧場も後継者不足問題で悩んでいるそう。フルタイムで農業や酪農の仕事をすることはできなくても、ある程度の知識・スキルを身につければ、人手が必要な時期に手伝うことはできるのかもしれません。

東京の仕事との両立も、できないことはなさそうです。

そして・・・

1日の〆は、温泉&おいしいお酒!
地方の醍醐味です。うふふふふ

思わず・・またまた妄想開始!

八幡平に来て早3か月。移住3ヶ月記念日は、2人でおいしい焼き肉を食べに行き、それから近所の温泉へ。大変なこともあるけど、東京でしゃかりきに働いていた頃と比べて心身共に健康に生きている気がするなあ。この人と結婚してよかったなあ、と満点の星空を眺めて幸せを噛み締めていたら、突然夫が「君と結婚してよかったなあ」と言うので、驚きながらも一人ニヤニヤしてしまうのでした・・・。

妄想おしまい!

幸せを感じると、新婚生活の妄想が止まりません!!!

最終日は、ピーマン畑のお片付け

そしてあっという間に最終日。
最後は小野寺農園にお邪魔し、収穫後のピーマン畑の片付けを手伝いました。

オーナーの小野寺さんたちと。とってもほがらかで笑顔が素敵なお二人です。

ピーマンを支えていた支柱を抜き、ネットを外す作業を手伝いました。かなりの重労働です。

くどいようですが・・・

八幡平に来て4ヶ月。今日はピーマンの収穫。売りに出せないピーマンは家に持って帰り、料理上手な夫がそれを使ってピーマンの肉詰めを作ってくれました。自分たちで収穫した野菜でごはんを作ると、毎日の食事も格段に楽しくなります。ああ、移住してよかったなあ・・・。

おしまい♪

新しい体験をすると、ついつい新婚生活の妄想がふくらみます!!

八幡平で3日間を過ごしましたが、一番働いたのが3日目でした。”仕事した感”が気持ちいい!知識やスキルがなくてもできる力仕事なら、たとえば短期のアルバイトでも役に立てるかもしれません。

小野寺さん「収穫のほうがずっと楽しいから、今度は収穫の時期に来るといいよ」

今度はぜひ、収穫も体験してみたいものです。

キャベツを一つ収穫させてもらいはしゃぐ不本意こと清水。
「穫ったどー!!」

小野寺さん、ありがとうございました!

八幡平での新婚生活はいかに?

あっという間に過ぎ去った、八幡平での3日間。
もう少しいたかったなあ・・・という思いもありつつ、2拠点生活についてかなり具体的なイメージを持つことができました。

地方で農作業や酪農を手伝いながら、東京とも接点を持ちつつ仕事する。一歩踏み出してみれば、意外とそんな生活も実現できてしまうのかもしれません。

さて、これから夫を説得することとします。まずは720万円の別荘からです。

がんばるぞ!

 

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