知り合いが0の状態で千葉県南房総市に移住したchoco-loveさん。
はじめは地元の人と距離を置いていたというchoco-loveさんが今や”TEAM南房総”を結成して、南房総ex-press-みなぷれ-を運営するまでになったきっかけの講座について、当時の体験を語っていただきました。
不本意でここにいる
講座を受ける前の私は、南房総のことを何とも思っていませんでした。2015年2月に夫(当時は彼)の趣味であるサーフィンから南房総での仕事に転職し、先に引っ越しました。
その後、妊娠し結婚して、しばらくは週末婚をしていましたが、出産で仕事を中断しなければならなくなり、南房総に行かざるをえない状況になりました。
元々田舎暮らしに興味はなく、都会で暮らしたいと思ってきました。都会の方が自分のしたい仕事が、しやすかったからです。生まれも育ちも東京で、私にとってはスタンダードでした。
南房総に出産と同時に来て1年5ヵ月、不本意でここにいる、夫と結婚したことさえ後悔しました。ここには友達も知り合いも、ほとんどいません。むしろ地元の人や希望して南房総に来ている人と話が合うはずないと、距離を置いてきました。
講座で知った南房総の良さ
ところが、講座に参加している人は、南房総出身の人や海が好きで、田舎暮らしがしたくて移住してきた人ばかり。講座を通じて知り合った人たちの南房総に来た理由や、この地域が好きな想いを聞くにつれて、しだいに感化されていきました。
それに加えて講座での課題が私に影響を与えました。初級の「地域のグルメ」や「地域の観光」についての記事は、普段の生活の延長線上にあるテーマだったので、比較的すぐに書くことができました。
しかし中級になり、「地域の方へインタビュー」をして記事を書く課題が2度続き、地域の方を知らなかった私は、インタビュー相手探しに悩んでしまいました。
インタビュー記事は、体験談や情報発信の記事と異なり、自己完結できません。相手の都合や取材許可も取らなければならない上に、相手を尊重する必要があります。インタビューを通して、書く内容に応じた地域の課題や施設、歴史を調べるきっかけになりました。
受講生のみんなが書いた記事を読み、地域で活躍されている方や知らなかった魅力を発見して、だんだん私も興味や愛着が湧いてきました。
出会った仲間とのつながり
この地域の課題に興味も関心もなかった私が、今は移住者を増やす対策や地域の活性化などに働きかけたいと考えています。
そして何よりも、この新しい働き方講座を通じて知り合った人たちと、同じ講義を受けて、励ましあい、お互いに成長できる仲間になれたことが、わたしを大きく変えました。そしてライターとして、みんなが今後も続けていきたいと考えていること、ここでの“つながり”を継続したいと思っていること。
そんな素晴らしい仲間に出逢えて、『チーム南房総』が講座からできました。
中級講座のワークから生まれた「みんなで南房総のサイトを作ろう!」という発案に対して、みんながのってきてくれました。
今は夢や希望が膨らむばかりです。
▼choco-loveさんの記事はこちら
https://lohai.jp/writer/choco-love/