「音浴博物館」(おんよくはくぶつかん)は西海市大瀬戸町(さいかいしおおせとちょう)の森の中にある、廃校になった分校あとに作られたレコードの博物館です。
音を浴びるという博物館の名前のとおり、ここではめったに見ることのなくなった懐かしいレコードの音を存分に聴くことができます。それでは「音浴博物館」の内部を3つに分けて紹介しましょう。
「蓄音器の館」で手まわし蓄音器とSPレコード約1万枚がお出迎え
初めて来られた方は、まず館長代理の高島さんがこの館の生い立ちと各ホールの説明を丁寧にお話ししてくれます。博物館左手にある「蓄音器の館」には手回しの蓄音器約60台、SPレコード約1万枚が『ぎっしり!』
SPレコードは備え付けのプレイヤーで実際に聴けるのですが、先日はご年配の方が4時間も「蓄音器の館」で楽しまれていたそうですよ。
圧巻の15万枚!LP、ドーナツ盤が大集結の「LPホール」
どうですか、このレコードの数!
「LPホール」には昭和35年以降の邦楽や洋楽、クラシックなどのLPとドーナツ盤合わせて約15万枚が天井の高さまでズラリと並んでいます。もちろんこの部屋のレコードも全て聴くことができますが、お目当てのレコードを探したり、ジャケット写真を眺めたり、楽しみ方はいろいろありますね。
どの音がお好き?
スピーカーの聴き比べができる「イベントホール」
「イベントホール」の扉を開けると目の前に現れるたくさんのスピーカーに圧倒されます。昭和20年代から現代までのスピーカーでレコードを聴き比べできるので、音の歴史がどのように変わってきたかを体感できますよ。ここでも好きなスピーカーで好きなレコードをかけることができます。
プツップツッと時おり聞こえるノイズがなんともノスタルジー。15セットあるスピーカーの中にはオーディオマニアが驚くような名機も含まれているのでぜひ堪能していただきたいですね。
まとめ
時間や日常の慌ただしさを忘れて、アナログの世界でゆっくりと過ごしてみませんか?サウンドシャワーミュージアム「音浴博物館」は音楽と懐かしさと癒しを感じる空間です。
■料 金 一般510円 小中学生250円
■開館時間 10:00~18:00
■休 館 日 月曜日・年始年末
■T E L 0959-37-0222
※掲載情報は執筆当時の情報であり、現在は変更になっている恐れがございます。予めご了承ください。