甲州市勝沼にワイン求めて訪れたなら、少し周辺を歩いてみませんか。車では感じられない季節の風景や歴史ある建物などを見ることで、より勝沼のワインを美味しく感じられるはずです!今回は歩いて回れるおすすめスポットを3つご紹介します。

小さな洋風建築の旧田中銀行博物館でアンティークに触れる


勝沼の旧20号沿いにある、明治30年代に郵便電信局舎として建設された建物です。

大正時代に銀行として改修され、建物の中には頭取が使用されていた机や椅子など、当時使われていたものがそのまま残されています。

数あるアンティークな品の中でも、是非見て頂きたいのがお手洗い。思わずじっと見入ってしまう便器が素敵です。ボランティアの方が気さくに話しかけてきてくださり、いろいろ説明していただけます。

旧田中銀行博物館
所在地 :山梨県甲州市勝沼町勝沼3130-1
開館日 :水~日曜日(4~10月)
土・日曜日(11月~3月)
開館時間:午前9時~午後4時
料  金:無料

勝沼氏館跡で戦国の歴史と現在の季節を感じる


史跡勝沼氏館跡は、15~16世紀に営まれた有力武将の居館跡です。広大な敷地で緑が豊富なため、お子さんと訪れても楽しめます。

建物遺構等の復元表示が整備され、館が営まれた戦国時代当時の姿が再現されています。館は中心部である内郭と外側の複数の郭によって構成されており、館の外側には家臣屋敷地などが広がっていたと考えられています。昭和56年に国史跡としての指定を受けました。

国指定史跡 勝沼氏館跡(かつぬましやかたあと)
指定年月日:昭和56年(1981年)5月28日
史跡の位置:甲州市勝沼町勝沼2515-1ほか
時 代:室町・戦国時代(15~16世紀)
種 類:城館跡
史跡の整備:昭和58年度(1983年)~

ぶどう畑のある絶景は必見!祝橋から見渡す勝沼


祝橋はこの場所にかかる3代目の橋で、その独特の形から眼鏡橋の愛称でぶどうの里のシンボルとして親しまれています。

勝沼駅から自動車で葡萄を出荷するために作られましたが、交通量の増加などにともない新祝橋が祝橋のすぐ脇に架けられたため、現在は歩行者専用の橋となっています。

橋はとても高いので下を見下ろすと少し怖いですが、橋から見る勝沼のぶどう畑の風景は一度は見ていただきたい絶景です。

登録有形文化財 祝橋(いわいばし)
形状:コンクリートアーチ橋,延長58.6m,幅6.6m
場所:山梨県甲州市勝沼町勝沼~上岩崎

まとめ

勝沼はワインだけでなく歴史もある町なので、少し歩いただけでもいろいろな発見があります。訪れた際には少し足を延ばして周辺を散策してみると面白いですよ!お気に入りの場所が、きっと見つかるはずです。

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