みなさんは岩盤浴というとどのようなものを想像しますか?一般的に岩盤浴とは、温められた岩盤の上に寝て発汗作用を促すことで、リラックス効果やデトックス効果があるとされています。

今回ご紹介するのは市原市にある整骨院『夢殿』。ここにはちょっと珍しい岩盤浴「嵐の湯」があるのです。整骨院で岩盤浴?と思われるかもしれませんが、イメージは湯治に近いかもしれません。繰り返し入浴することによって血液の循環がよくなり、ケガ等の治療にはもちろん、デトックス効果、肌トラブルや花粉症の改善、自律神経を整えるなど他にも様々な効果があるそうです。

整骨院『夢殿』と『嵐の湯』の関係は?

ここでご紹介する整骨院『夢殿』の名前ですが、由来は奈良県法隆寺にあるあの聖徳太子の夢殿とのこと。聖徳太子の夢殿についてはさまざまな説がありますが、一説には太子がこのお堂で沐浴したり瞑想にふけったりして自身と向き合ったなどがあります。

そのことから、これまで病気にかかってから治療をすることが主だったものを「病気になる前に自分の身体と向き合って未然に防いでいただく施設を作りたい」という思いの元、約10年前に作られたそうです。

整骨院に来るお客様は多くが何かしらの病気や怪我など、体に不調を感じています。いわゆる対処療法になるのですが、整骨院内にある「嵐の湯」で薬石と天然温泉水を用いた独特な岩盤浴を体験することにより、「不調を未然に防ぐ」というアプローチができるようになるのです。『嵐の湯』では、薬石と天然温泉水を用いた独特な岩盤浴が体験できます。

自分の体調に合わせて工夫できる嬉しい設備

「嵐の湯」浴室内は檜造りで、壁の一部には御影石も使われており、素敵なステンドグラスの小窓から外の光を取り入れ、落ち着いた空間が広がっています。そこに、温められた15種類もの玉石状の薬石が敷き詰められ、この熱で温泉水が蒸発し、浴室中に充満する良質な大量のミネラル。そのミネラルを全身に浴びるのです。

一般的な板状のものに寝るスタイルとは全く違い、玉石を自分の好きな形状にして、グリグリと体を潜らせたり、首肩回りなど疾病箇所に集中させ患部を温めたり等、自分の体形や気分にあわせて心地よいスタイルで寝転がることができます。室温は42~44度、薬石の温度は52~54度、湿度は92~93%と一定の温度に保たれています。床下が温泉源で、その熱で温めているため過度の熱さを感じることも無く、非常に心地良いのです。

最初は「この熱気に耐えられるかな?」と心配したものの、そんな心配は無用でした。サウナの苦手な私が今では病みつきとなって毎週のように通っています。

希少な薬石や天然温泉水を使用して効果を高める

「嵐の湯」で使われている天然温泉水は季節ごとに変わり、取材時は栃木県の那須塩原温泉が使われていました。人によっては、使う温泉が変わると浴室に入り匂いの違いがわかるそうです。

入った瞬間に全身からまさしく“滝のような汗”が流れ出します。サウナ好きな方なら、汗をかいた後は最後にシャワーを浴びてサッパリと整って帰宅するというのが一般的です。しかし、「嵐の湯」では、大量の汗が不思議と全くべたつかず、逆にサラサラなのでシャワーを浴びる必要を感じないほどです。

通常かくイヤなべたつきのある汗は、汗腺からミネラルと一緒に出るためべたつくのですが、嵐の湯でかく汗は、皮脂腺から老廃物と一緒にかくためサラサラとのこと。全身に浴びた良質なミネラルが化粧水のような役割をするため肌はしっとり、その為シャワーで洗い流してしまうのはもったいないというお話でした。入浴後は程よく力が抜けてぐっすり眠れたり、人によっては翌日のお化粧のノリが違うという方もいるそうですよ。

まとめ

身体の治療やケアはもちろん、心身ともに癒しを求めている方は『夢殿』そして『嵐の湯』を一度体験してみませんか?夢殿整骨院の先生方はどなたもアドバイスが的確でとにかく話題が豊富、2階はメディカルエステも併設されており、市原市外からわざわざ足を運ぶ方もいらっしゃるそうです。ぜひ一度、みなさんも整骨院『夢殿』と『嵐の湯』を体験してみてください!

夢殿ホームページ
https://yumedono.jp/

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