今回のさすらいワークで私が赤磐市に滞在したのは、計8日間です。その間に体験したのは、家や仕事を探すことだけではありません。
そこで、ラストとなる今回は、これまでのリポートでは伝えきれなかった私の体験談をお届けします。赤磐へ移住したいと考える人に役立つ情報ばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
■外食好きの私でも満足できた赤磐グルメ
■空が広い!田舎ならではの景色が最高!
■赤磐市への移住が向いているのはこんな人
■在宅ワーカーは赤磐に移住しても生きていける
■まとめ
■外食好きの私でも満足できた赤磐グルメ
何を隠そう、私は外食が大好きです。平日に栄養のある食事を心がけているぶん、週末は外食を楽しみます。
そんな私にとって、外食を楽しめることは移住に欠かせない条件でした。
では、実際に移住を体験してみた私は、赤磐市で外食を楽しめたでしょうか?
答えは、イエスです。十分に楽しめました!
私が赤磐市内で訪れた飲食店は、おすし屋さんとラーメン屋さん、そしてカフェです。
ちょうどランチタイムやティータイムの時間帯だったようで、どのお店も行列ができていました。とはいえ、入店するまでにかかった時間は10分ほどです。
どのお店も素直に「また来よう」と思えるおいしさでしたが、とくに気に入ったのがカフェでした。農場の直営店ということもあり、新鮮なフルーツを使ったスイーツがおいしくておいしくて…!
隣の直売スペースで販売していたフルーツを、私はルンルンで買って帰りました。
赤磐市内のフルーツカフェで購入したシャインマスカット。皮のまま食べられる魅力的なブドウ
赤磐のシャインマスカットは絶品です! ぜひ赤磐へ訪れた際は食べてみてください。
また、赤磐市では中食(なかしょく)も満足できました。
中食とは、お店で調理したものを自宅へ持って帰って食べることです。いわゆる、テイクアウトですね。
中でも、とくにおいしかったのがスーパーで購入したお刺身やお総菜です。
お刺身は安さにも驚きました。この日は、何とタイのお刺身が214円! 夕方の値引きで安くなっているとはいえ、「こんなおいしいものをこんなに安く買えるなんて、赤磐の人は幸せだな」と何度も思いました。
スーパーで購入したお刺身2種。一度ラップを取ってしまい、元に戻して撮影した(笑)
中学生の息子が気に入ったのは、スーパーに入っているパン屋さんのパンです。赤磐へ訪れるたびに「買いに行こう」と、せがまれました。
ただ、1つ残念だったのは、フライドチキンを主流とするファーストフード店が無かったこと。実は私、無類のフライドチキン好きなのです。赤磐市内には、私の大好きなそのチェーン店がありませんでした。最寄りの店舗までは車で30分ほどかかるということで、残念ながら断念……。
代わりにと言ってはなんですが、お値段が高い方のハンバーガーチェーン店へお邪魔しました。
フライドチキンを愛するファンの1人として、ぜひ赤磐市内に店舗を誘致してほしいと思います!笑
■空が広い!田舎ならではの景色が最高!
次に私が感じたのは、空の広さです。
おためし住宅のある桜が丘という場所は住宅街で、さほど田舎という雰囲気ではありません。そこで、「せっかく赤磐へ来たのだからもっと田舎っぽい景色を探してみよう」と思った私は、車で田舎っぽい風景を探しながら、さまよってみました。
そして、見つけました「THE 田舎」。見てください、この空の広さを!
赤磐市津崎地区の風景。うろこ雲と稲穂のコラボが最高
ドライブの途中で脇道に入る必要はありますが、ちょっと探すだけでこんな景色に出会えます。
赤磐市正崎地区の風景。広い空を眺めるだけで心が癒やされる
写真好きなら、間違いなくカメラを構えたくなるでしょう。
赤磐市正崎地区の風景。この先にはちょっとした山道が待っている
私の訪れた時期が9~10月ということもあり、秋ならではの景色に癒やされました。
赤磐市は本当に静かで、のどかな良い場所です。外を歩けば近所の子どもたちが気軽にあいさつしてくれますし、バス停で時間をチェックしていたらおじいちゃんも話しかけてくれます。
その反面、大きな道が少ないので、通勤ラッシュの時間帯には大きな道に渋滞が発生することも珍しくありません。裏道を使えば早いのでしょうが、知らない道へ入ると車がすれ違えないほど狭い道もあり、慣れていない人がカーナビに逆らうのは危険です。
このように、田舎には田舎の良さがある反面、デメリットもあるものだなと感じました。
■赤磐市への移住が向いているのはこんな人
赤磐市への移住には、向いている人と向いていない人がいると感じたのでお伝えします。
これはあくまで私の意見ですが、赤磐市への移住が向いているのは、こんな人です。
・ドライブが好きな人
・ご近所さんと仲良くなりたい人
・中学生以下のお子さんがいる人
中学生以下のお子さんがいる人には赤磐市への移住がオススメです。医療費の助成により、中学3年生までは無料で病院にかかれます。
また、赤磐市に移住するなら、なるべく車を用意した方が住みやすいです。もちろん、住むエリアによっては車が無くても生活できます。ですが、私のくらした住宅団地『桜が丘ネオポリス』は坂の多い土地なので車があった方が住みやすいかなと感じました。
たとえば、桜が丘のおためし住宅から最寄りのスーパーまでは車なら3分ほどで行けますが、徒歩だと15分ほどかかる距離です。それも結構な角度の坂を上らなければいけないので、ただ歩くだけの道のりとは違います。スーパーの荷物を持ってあの坂を歩くのは、どれだけ大変でしょうか。
山間部へ住むならなおのこと、車がなければ生活できないと思います。赤磐市へ移住するなら、車の用意もお忘れなく。
続いて、私の思う赤磐市への移住が向いていない人は、こんな人です。
・シーンとした部屋にいるとさみしい人
・人付き合いはしたくないと思っている人
・車の運転が苦手な人
中でも、「田舎へ行けば人付き合いをしなくて済む」と考えている人は要注意です。実際は、田舎へ行けば行くほど人と人との関係はより濃くなります。地域の行事もあったりするので、ご近所付き合いも意識したほうが良いかもしれません。
■在宅ワーカーは赤磐に移住しても生きていける
フリーライター永瀬なみの仕事場。大好きなシーサーがいつも笑顔で見守ってくれる
最後に、赤磐市への移住体験で私がフリーランスとして感じたことをお伝えします。
フリーランスにもいろいろありますが、私のように自宅で作業をすることの多いフリーランスには、赤磐市への移住がピッタリだと感じました。
私は大阪に住んでいますが、クライアントさんの多くは東京にいらっしゃいます。むしろ、ライターに転職してからの3年間に大阪のクライアントさんからご依頼をいただいたことはありませんでした。クライアントさんにお会いする機会はほとんどなく、どのお仕事もメールや電話だけで打ち合わせをするケースがほとんどです。
そう考えると、私の場合は大阪で活動しなければいけない理由がとくに見当たりません。
一方、赤磐へ移住すれば地方ならではのメリットを得られます。たとえば、家賃が安いことや競合相手がいないことは、フリーランスが地方で働くメリットです。
作業の多くを在宅でおこなっているフリーランスは、地方へ移住したからといって仕事への影響はほとんどないでしょう。実際に、中国地方で働くフリーライター数人へ話を伺ったところ、仕事に困ることはほとんどないようでした。たとえ取材のお仕事が入ったとしても、車さえあれば何とかなるそうです。
都会に比べると確かに交通の便は悪いですが、のどかで景色が良く、何より静かな空間で作業をできることは大きな魅力です。フリーランスのみなさんには、ぜひ赤磐への移住を体験してみてほしいと思います。
■まとめ
フリーランスとして活動している人が移住するなら、赤磐市はピッタリです。中でも、自宅で作業をすることの多い人や子育て中の人には向いていると感じました。
また、赤磐市はクラウドファンディングの支援を始めています。「こんな事業を始めてみたいけど資金がない」「賛同してくれる人がいるなら始めたい」と考えている人は、ぜひ『赤磐市総合政策部まち・ひと・しごと創生課』へ問い合わせてみてください。『FAAVO岡山』の公式サイトでも詳しい情報を検索できます。
赤磐への移住を考えるなら、おためし住宅を利用してリアルな赤磐市を体感してみてはいかがでしょうか。お問い合わせは、『赤磐市総合政策部まち・ひと・しごと創生』までどうぞ。
この自治体へのさすらいワークのエントリーはこちらから受け付けています。