2000年ごろに全国的に有名になった長崎のご当地グルメ「佐世保バーガー」。
その名が全国区になる約20年前から人気を集め、現在も変わらない美味しさでバーガー好きのお腹をみたしている佐世保バーガーの“元祖”ともいえるお店「手作りハンバーガーらりるれろ」が長崎県西海市にあります。
小さな田舎町の希少なハンバーガー屋さん
全盛期には西海市から佐世保市までのあちこちに店舗が存在していた「手作りハンバーガーらりるれろ」。「気取らないらりちゃんバーガー」としてその素朴な味と良心的な価格は、当時の若者の胃袋と心を満たしていました。
しかし海外ハンバーガーチェーン店の展開の影響を受け、一時このお店だけになったことも。2015年に佐世保市の大野店がオープンしましたが、現在でも2店舗だけの希少なハンバーガー屋さんとなっています。
“庶民的” で“素朴な”ちょうどいい手作りハンバーガー
見た目は佐世保バーガーに比べあっさりとした印象で、マクドナルドより少し大きいですが口に運びやすいサイズ。
バンズ、パティ、野菜類はしっかりとその食感を楽しめ、佐世保バーガー定番の“ベーコンと卵”は噛むたびに濃厚な旨味をプラスしてくれます。そしてピリッと効いた自家製マヨネーズソースが味のアクセントに。
食べ終わるともう1口、2口食べたくなるちょうどいいボリュームと、くどくない後味。加えて良心的価格でまた来たくなります。
高級感やボリューム、見た目へのこだわりなど街中のバーガーほど特徴は少ないものの、不思議と大人から子供までクセにさせる、“庶民的” で“素朴な” 手作りの味が評判です。
オープンから変わらない昭和の雰囲気を色濃く残す店内が健在
店内が見渡せるしつらえ、使い込まれた家具、日焼けしたマンガ本、テーブルゲーム機、その上に置かれるレトロな食器・・・。店内には時間の流れにしか出せない雰囲気が色濃く残っています。
タイムスリップしたようなこの空間でバーガーを食べれば、その素朴な味に空間の趣が相まって、しだいにこれまでの忙しさを忘れ、ゆったりとした気持ちになっていきます。これもこの店がこれまで多くの人々を惹きつけてきた理由の一つかもしれません。
まとめ
苦境を乗り越え現在でもオープンから変わらない味を守り続けている「手作りハンバーガーらりるれろ西海橋店」。ぜひ一度ここでしか味わえない庶民派の昭和バーガーをご堪能ください。
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