移住を検討し始めたタイミングでご縁をもらい、富山県の南砺市に行ってきました。旅の日程は、干し柿づくりのお手伝い+現地滞在でトータル9日間。
南砺市ってどんなところなんだろう、どのくらい寒いのかな。
手伝いはやり切れるだろうか…
ドキドキとわくわくが混じった旅の始まりです。
自然の中で自分を見つめなおす
初日は伊波地域(彫刻やお寺が有名)を2時間程散策した後、宿泊先の南砺体験ハウスへ。想像していたより広い一軒家に思わず気持ちが弾みます。
冷蔵庫や調理器具もあるので簡単な自炊ができるし、冷暖房もついていて寝具もある。移住希望者向けに一泊千円で泊まれるこのサービスはありがたかったです。夕食は自炊。キムチ鍋を作りました。氷見産のお刺身もとても新鮮。
周りを見ると、ビルなどの高い建物もないから空は広いし山が近いから空気もきれい。スーパー、ガソリンスタンド、コンビニもある。どこにでもある訳ではないけど車があればそう遠くもない。過剰な消費も落ち着くだろうし、生きていく強さが身に付きそう…と考えを巡らせた夜でした。
翌日は世界遺産五箇山に向かい、合掌造りの集落を散策。
本格的に雪が降るとここは4メートル積もるんだと地元の人に教えてもらいました(南砺市の中でも地域によって積雪量に違いがでるそう)。春がくれば山菜を採って食べるだけでなく、保存しておくことが大事なのだとも聞きました。
備える。という言葉があるけれど、自然と共に生きる術を身につけここで暮らす人と、便利な生活に任せて知恵を持たない自分が対照的に思えました。
住み込みで体験!干し柿づくり
体験ハウスを離れ城端(じょうはな)地区の農家さん宅で住み込みがスタート。毎日元気で笑顔のお母さんと息子さん。手伝いにきているお母さんの妹さん、ご近所のお姉さん、そして私。
収穫のピークを迎え毎日運ばれてくる柿は手早く処理され干し場に向かいます。
ヘタを整え、皮を剥き糸を掛けて吊していく繰り返しの手作業。
コツコツ、ひとつずつ。
こつこつ、少しずつ。
大量生産であれ手しごとであれ、何気なく口にするものも人の手で作っている。このことに改めて気づかせてもらいました。
方言の持つ柔らかさにも触れました。
「これは○○なんやよ~。」
住み込み先の子ども達が色々教えてくれるのですが、もう!たまらなくかわいい。一緒に絵本を見て、クワガタの話をして宿題をして。やりとりの中で聞こえてくる言葉たちは私の気持ちを丸くしてくれます。
こちらのご家族には初日から快く迎えてくださり、滞在中の急なお願い事も受け入れて下さり本当にありがたかったです。お母さんと過ごした時間は特に心に残る思い出になりました。
まとめ
5日間の手伝いもあっという間に終わり、最後にもう一泊体験ハウスを利用してから南砺を後にしました。今回時間の都合で行けなかったカフェや温泉があるし、市内ももっと散策したい。体力をつけて次回は色々な場所に遊びに行きたいです(^ー^)
最後になりましたが、南砺市の担当者さん、移住コーディネーターさん、城端のご家族、関わってくださったお一人お一人にお礼を言わせてください。
お世話になりありがとうございました!
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