球磨郡錦町は、熊本県の南部に位置する人口10,766人の町です。「剣豪とフルーツの里」と言われ、山々に囲まれた盆地は、昼夜の寒暖差が激しく、東西に流れる球磨川のおかげで水に恵まれていることから、特に桃と梨の産地としても知られています。そんな中、四季をしっかり感じる静寂の中、身も心も満たされる私のお気に入りの場所をご紹介します。

四季を感じられる新宮禅寺の新宮寺六観音

静かな山の中にひっそりとある新宮禅寺。

創建六百年で、日本遺産相良三十三観音巡りの三十二番札所である新宮禅寺(別名:新宮寺)は、黄檗宗(おうばくしゅう)という珍しい宗派であり、熊本県内ではここ人吉球磨地域にしか存在しません。宮崎県、鹿児島県、沖縄県にも存在せず、日本最南端の黄檗宗寺院でもあります。

境内には樹齢五百年を越える大きなイチョウの木があり、秋になると数百本の紅葉が色をつける様子は、思わず見惚れてしまう美しさです。お参りをする前に、このイチョウの木の前で深呼吸をしてみてください。自然と気持ちがスッキリとし、心の中がすーっと軽くなるような気がしますよ。

新宮禅寺はいつ訪れても、四季折々の自然を感じることができます。

新宮禅寺
住所:熊本県球磨郡錦町西1670
電話番号:0966-38-0251
※駐車場有り
ホームページ:https://shinguuzenji.com/

新宮禅寺座禅会やヨガレッスンなどの定期イベントも

お寺で、座禅会やヨガレッスンを受けたことはありますか?

新宮寺にお参りに行った際、住職の方と少しお話をさせていただく機会があり、その際に、定期イベントとしてお寺で座禅会やヨガレッスンをされている事を知りました。

普段感じてるストレスや慌ただしさから少し離れて、身体と心を整えたいという時、ぜひ座禅やヨガで静かな時を過ごしてみてはいかがでしょうか?

詳しいイベント内容は新宮禅寺のホームページに記載されていますので、気になる方はご覧になってみてください。

お参り後は「球磨禅心生活」でほっと一息

新宮禅寺を下っていくと、自然の中に古民家と現代の雰囲気を併せ持つ隠れ家風のカフェ「球磨禅心生活(くまぜんスタイル)」があります。

こちらの建物はガラス張りになっており、窓際に座ると目の前には新宮禅寺の森が広がり、四季折々の表情を見せてくれます。店内は落ち着きのある空間となっており、時間を忘れるくらい、とても居心地の良い空間です。

こちらで抹茶を頼むと、抹茶椀を自分で選ぶことができます。さまざまな色と形があり、どれも本当に素敵で、ワクワクしながら選ぶ時間がとても新鮮で楽しかったです。

抹茶は自分でたてるシステムになっています。説明書もあり、初心者でも安心して、なおかつ楽しく抹茶をたてることができます。また、お茶の作法を知らない方でも、分かりやすい写真付きの説明書きがあるので、美味しくお抹茶をたてて頂くことができます。

ぜひ、落ち着いた空間の中で、自然の風景を見ながらほっと一息つきませんか?

球磨禅心生活
住所:熊本県球磨郡錦町西2311−8
電話番号:0966-38-0358
駐車場:有
ホームページ:https://kuma-zenstyle.jp/

まとめ

この記事では、新宮禅寺と球磨禅心生活の2つを紹介しました。球磨郡錦町には、他にも沢山の魅力があります。その中でも、新宮禅寺と球磨禅心生活は私のとっておきのおすすめの場所です。普段感じているストレスや慌ただしさから少し離れ、身体と心を整えたいという時は、ぜひ錦町で静かな時を過ごされてみてはいかがでしょうか?

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