甲州市の豊かな自然、伝統あるワイン産業、武田氏ゆかりの歴史について、多くの方に知っていただきたいです。

山岳資源の豊かさを肌で感じ、甲州市に親しむことができる甲州アルプスオートルートチャレンジ。ワイン発祥の地を散策しながら、醸造家のこだわりに触れ、味わう、ワインツーリズム。武田勝頼公の足跡を辿り、その功績と悲劇を知る、甲州ふるさと武田勝頼公まつり。この3つのイベントを紹介します。

甲州市体感【甲州アルプスオートルートチャレンジ】


大菩薩嶺を筆頭とする小金沢連嶺を甲州アルプスと呼び、本イベントはそこをトレイルラン(山道を走ること)で周回するイベントです。

トレイルランイベントとして求められる累積獲得標高や難易度は高いレベルにあり、今年の開催で2回目となりましたが、参加者数は400人から600人に増加し、将来的には1,000人規模の大会になることが見込まれています。

富士山をはじめとする甲斐の山々を遠望でき、昔の林業や炭焼きで使った古道を走り、武田氏ゆかりの場所も通過することから、甲州市の自然環境や歴史に触れることのできるイベントです。

【2018年の開催要項】
・開催日
2018年11月4日(日)
・種目・定員
オートルートチャレンジ67km累積獲得標高4600m定員200名程度
リリールートチャレンジ50km累積獲得標高3500m定員200名程度
マロニエルートチャレンジ28km累積獲得標高1500m定員200名程度
・参加料金
オートルートチャレンジ:16,000円
リリールートチャレンジ:12,000円(中・高校生8,000円)
マロニエルートチャレンジ:9,000円(中・高校生6,000円)

※2019年以降は内容が変更になる可能性があります。最新情報は公式情報をご確認ください。

ワイン発祥の地を巡る【ワインツーリズム山梨】


明治10年、祝村(現在の甲州市勝沼町祝地区)の2人の青年、高野正誠と土屋龍憲は、村民からの支援を受け、フランスへワインを学びに旅立ちました。それ以来、ワイン産業は現在まで続く山梨県の伝統産業となっており、各地に約80のワイナリーがあります。

ワインツーリズムとは、ワイナリーを巡り、つくり手と触れ合い、彼らのつくるワインを味わう、そのワインが生まれた土地を散策しながら食や文化を楽しむ、そんな旅のスタイルを提案するイベントです。

【2018年開催要項】
開催日  11月17日(土)甲州市(勝沼・塩山)
※山梨県内全体では2日間開催しています。
参加料金 6,000円(税別)
※2019年以降は内容が変更になる可能性があります。最新情報は公式情報をご確認ください。

甲州市ゆかりの武田氏を知る【甲州ふるさと武田勝頼公まつり】


武田氏終焉の地である甲州市大和町で毎年春に開催されるイベントで、市民が武者などに扮した武者行列やパフォーマンスを見ることができます。

これらは、最期の統領である勝頼公の菩提寺「景徳院」での参拝から始まり、元服の儀、出陣式など、戦国時代を再現し、武田氏の隆盛を知り、その霊を慰めるものとなっています。

ステージイベントでは、甲斐天目山勝頼公太鼓や大和ふるさとの踊りが披露され、また、武田勝頼公の資料展も開催され、1日楽しむことができるイベントとなっています。

【2018年開催要項】
開催日時 2018年4月22日(日) 午前10:30~午後3:30
会場   大和中学校校庭
※2019年以降は内容が変更になる可能性があります。最新情報は公式情報をご確認ください。

まとめ

甲州市は魅力的な地域資源にあふれています。イベントを通じて、甲州市の新たな魅力を探してみませんか。

山道を走ることで甲州市の自然を体感できる「甲州アルプスオートルートチャレンジ」、ワイナリーを巡り、作り手と触れ合いながらワインを味わう「ワインツーリズム山梨」、甲州市が最期の舞台となった武田勝頼公を偲ぶ「甲州ふるさと武田勝頼公まつり」をおすすめします。
※掲載情報は執筆当時の情報であり、現在は変更になっている恐れがございます。予めご了承ください。