岡山県赤磐市(あかいわし)で地域ディレクターを務める二瀬 未来さん。ふんわりとした空気感とやさしい口調で話をしてくれる二瀬さんからは、暖かい人柄があふれています。

二瀬さんは現在、2人のお子さんの子育てをしながら、在宅にてフリーライターとして自分のペースで仕事をしています。受講生だった彼女は、どのような経緯でクラウドソーシングと出会い、受講生から地域ディレクターになったのか、その経緯を伺いました。

偶然の出会いが私の働き方を変えた

積極的にイベントにも参加する活動的な二瀬さん(右)

イベントにも参加する活動的な二瀬さん(右)

現在、岡山県赤磐市でご主人と8歳と5歳のお子さんの4人で暮らしている二瀬さん。

ーー新しい働き方講座との出会いはどのようなものだったのでしょう?

「出産を機に仕事を離れ、子育てに専念していたのですが、上の子が小学校に入るタイミングで「そろそろ何かしたいなぁ」と思っていたその時、偶然見かけたチラシで赤磐市でクラウドソーシングを活用した新しい働き方講座があることを知りました。託児もあるという事で、下の子供を預けられるのもいいなと思い受講したのが始まりです。その時、受講したことをきっかけに、今期は地域ディレクターとして関わらせていただくことになりました。」

ーークラウドソーシングについては、以前から知っていたのですか?

「いえいえ。講座に参加するまでは全く知りませんでした。正直、在宅でお仕事できるなんてちょっと怪しいなぁとも思っていました。」

と笑顔で当時を振り返る二瀬さん。

ーーそんな疑念を抱きつつも、最終的に決め手となったのは何だったのでしょうか?

「やはり、まだ子供も小さかったので”子供と一緒にいながら、しかも在宅で仕事ができる”というのは大きかったですね。とりあえず、行ってみようかなと気軽な気持ちで参加してみることを決めました。」

と、まずは挑戦してみよう!という持ち前の前向きさと、何よりもお子さんとの時間をを大切に考えるママだからこその決断だったのですね。

こうして、二瀬さんと新しい働き方講座との関わりがスタートしました。

みんなでやれば大丈夫!一緒にできる仲間がいることの大切さ

働き方講座運営サポートチームの皆さんと(真ん中)

働き方講座のサポートチーム

ーー未知のクラウドソーシングの世界へ飛び込むということは、昔から文章を書いたり、パソコンが得意だったのですか?

「いいえ。そんなことはないんです。文章を書くのは嫌いではありませんでしたが、パソコンで文章を打つのは全然得意ではありませんでした。」

と、意外な答えが返ってきました。

「それでも、一緒に受講しているお友達とか受講生の人たちと、色々と相談しながら進めていったり、出来たことを一緒に喜んだりするのが楽しくて続けてこれたことが今に繋がっていると思います。

正直、辛いなと思う時も共感してくれる仲間がいることで全然気持ちが違いました。」

自身も喜びや悩みを打ち明ける仲間や友達の存在がとても大きいと実感したのだと語ります。

最初はクラウドソーシングがどういうものかもわからなかったと語っていた二瀬さんですが、初級から上級までを受講し、今期では地域ディレクターとして受講生のサポートをする立場に。

ーーまだまだクラウドソーシングが浸透していない地域で、一人でフリーランスとして仕事をするのは精神的にも大変ですよね。

「クラウドソーシングのような働き方こそ共感してくれる仲間がいるというのは自分にとって大切な力になると思います。地域ディレクターとして関わることで、新しい働き方講座などがそういう仲間づくりの場にもなればいいな思っています。」

二瀬さん自身も実感したからこそ、よりリアルに伝えられる事なんだなと感じました。

みんなが自分らしく働ける環境を

講座中に地域ディレクターとして進行する二瀬さん

講座の進行をサポートする二瀬さん

ーー講座が終わった今も受講生同士で定期的に集まっていると伺いましたが、どのようなことをされているのですか?

「自治体の方のご協力で講座終了後も皆さんが集まれる場所を解放していただいているので、今も継続的にスキルアップの為の勉強会などを開催しているんです。」

講座が終わった後も集まれる場所やコミュニティがあるというのは、情報共有やスキルシェアの場として、とてもありがたいですよね。

ーー場所の提供など、赤磐市は自治体からのサポートというのも協力的な印象ですね。

「そうなんです。自治体の方もクラウドソーシングの事業にとても協力的で、様々なところで精力的に動いていただいていて、非常に心強いです。

今後も、受講生と自治体とでクラウドソーシングを地域事業に活かすために色々な事を一緒に取り組んでいければと計画しているところで、私もサポートをしながら皆さんをリードしてけるように頑張りたいと思っています。」

ーー今後はどのような事を予定しているのでしょう?

「今後の取り組みの予定として、

・地域でのお仕事案件を増やすための地元事業者の育成

・クラウドソーシングを通じて子育て世代はもちろん、地域に住む様々な年代の人が自分らしい働き方ができるようなセミナーの開催

・これまでの新しい働き方講座受講生のみなさんが講座終了後も一つのコミュニティとして繋がり、継続していくためのサポート

などを自治体の方も含めみんなで考えている段階です。」

ーー最後に二瀬さんの今後の目標を教えてください。

「私自身、クラウドソーシングでの仕事も3年目になり、継続案件が増えたことで収入面でもだいぶ安定してきました。

なので、今までは主人の扶養の範囲内で仕事をしていましたが、今年1年で色々と下準備をして、クラウドソーシングの収入で扶養を抜けれるように頑張りたいです!」

と、素敵な笑顔で答えてくれました。

受講生としてのスタートから、クラウドソーシングの仕事や地域ディレクターの経験を経て、自分らしい働き方を見つけたことが、今の彼女の自信へと繋げているのですね。今後の目標を語る二瀬さんの姿に、働くママとしての強い意思を感じました。

まとめ

偶然見かけたチラシがきっかけで参加した二瀬さん。そこでのクラウドソーシングとの出会いが、今の働き方に大きな変化をもたらしました。

”子供との時間は大事にしながら仕事をしたい”という選択をした二瀬さんの働き方は、同じ思いを持つ多くのママたちのロールモデルになると思います。今後の益々のご活躍を期待しています。

▼この記事を書いたライターはこちら
Mai
長崎県西海市生まれ。
乙女座/O型/30代/夫と二人暮らし
高校卒業後は、しばらく地元を離れていましたが今は地元に戻り食に関わる仕事をしています。
30代まだまだ色んな事に興味津々。美味しいものを食べること、好きなものを作ること、素敵だなと思ったモノを撮ること、発信すること。
自分の目で見て感じた素敵なコトをたくさん発信して共有できれば思っています。よろしくお願いします。