和気町には、山茱萸(サンシュユ)を使って国産生薬を生産しようとしているグループがあります。サンシュユは中国・朝鮮半島の原産で、日本には享保7年、朝鮮から薬用として種子が持ち込まれ、栽培されだしたといわれています。
サンシュユには、頻尿・尿量異常・排尿困難・老人のかすみ目・性欲減退・全身倦怠・腰痛・下肢痛・高血圧・糖尿病などに良い効き目があります(薬効/タケダの生薬・漢方辞典より)。この体に良いサンシュユを使った、食べ物・飲み物をご紹介いたします。
相性のいい組み合わせ『山茱萸茶』と『山茱萸クッキー』
山茱萸クッキーは、サンシュユを生地に練り込んで作った、渋味・酸味・甘味がほどよい“おとなの味”のお菓子です。山茱萸茶は、サンシュの種抜き乾燥果実から作ります。水から煮詰めてもOK、 茶碗に入れて湯出ししてもOK、いろんな入れ方があります。
山茱萸茶は、お好みに合わせて、砂糖・蜂蜜などの甘味を入れても美味しいですが、山茱萸クッキーといっしょに味わうと、なおいっそう相性の良さを感じます。
サンシュユを漬け込んで作った果実酒『サンシュユ酒』
作り方は、梅酒など果実酒のそれと似ています。種を抜いて乾燥させたサンシュユの実を、ホワイトリカーに漬け込んで作ります。
ストレートで飲んでもOK。柑橘系果実酒とのブレンドでさらに飲みやすく。熟成するほど、まろやかになります。
和気町の地産地消にこだわって作った『サンシュユ味噌』
地産地消にこだわって、和気産の「お米」「大豆」「山茱萸」を使って作ったサンシュユのお味噌。サンシュユ生薬はお塩に混ぜて使用しています。作っているのは、30年もの間、自家用の味噌を作ってきたベテランおばあちゃんたち!!
ただし、残念ながら商品としてはまだ販売されていません。商品化までもうしばらく待ちましょう。
まとめ
私は、ある仕事の関係でサンシュユの存在を知りました。このように和気町には隠れたグルメが、まだまだたくさんあるでしょう。
Discovery和気町!!ぜひ和気町に立ち寄って、和気町の良さを発見してみてください。
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