本格的な移住や多拠点居住はまだ考えていなくても、「どこか普段と違う場所で仕事してみたいな…」「自然豊かな地域でリフレッシュしながら仕事もしたい!」と思う人は多いのではないでしょうか。
ランサーズでは、自社社員向けのワーケーション制度「社員さすらいワーク」を2017年度から実施しています。昨年度も、6名の社員がこの制度を利用して、奈良県奈良市・長崎県西海市でのワーケーション・リモートワークを体験しました。
「社員さすらいワーク」を体験したランサーズ社員たちは何を思い、どんな成果を得たのでしょうか?今回は、そんな彼らの生の声をお届けします!
「働き方」から「働きがい」重視の時代へ
近年「働き方改革」推進が叫ばれ、テレワークやワーケーションといったワークスタイルは徐々に浸透してきました。さらに、2020年に入ると新型コロナウイルスの影響によりテレワークが一気に広がり、図らずも「働き方改革」は急速に進んだ形となりました。
もともとフリーランスの方は大きく働き方が変わることはなかったかもしれませんが、企業にお勤めの方の中には、会社から在宅勤務の指示が出たり、Web会議の機会が増えたりなど、この1か月ほどでワークスタイルが急に変わったという方も多いのではないでしょうか。
そして現在、新たに注目されているのが「働きがい改革」です。ただ働き方を変えるだけでは仕事へのモチベーションを上げられないと気づいた企業が、働きがいを意味する「エンゲージメント」向上のための取り組みを始めています。特に日本企業はエンゲージメントが低いという調査結果もあり、「働きがい改革」に取り組む企業は今後増えてくると予想されます。
ランサーズの「社員さすらいワーク」とは?
ランサーズでは、以前からフリーランス向けのワーケーション体験サービス「さすらいワーク」を提供するとともに、2017年度から自社社員向けに「社員さすらいワーク」制度を展開してきました。社員にワーケーション・テレワークの機会を創出し、参加した社員それぞれがリフレッシュや地域の課題発見、モチベーション向上といった成果を見出しています。
例年、「社員さすらいワーク」の実施地域はランサーズが提携している23自治体から選んでいますが、2019年度は奈良県奈良市・長崎県西海市で実施しました。
参加は公募制で、「さすらい」経験者の体験談や制度を伝える説明会を経て、全社員・契約社員を対象に募集の上、各地域3名の「さすらい社員」を決定。選ばれた社員は、10〜12月に各2〜3回のワーケーション・テレワークを体験するとともに、ランサーズが提供している「新しい働き方講座」に参加し、地域の方々とのコミュニケーションを深めました。
参加者全員が「モチベーションが上がった」「リラックスできた」
2019年度「社員さすらいワーク」実施後のアンケートでは、6名全員が「リフレッシュできた」「業務へのモチベーションがアップした」と回答。実際に地域を訪れることで、その地のランサーさんたちの声から具体的な改善点を見出した、地域の方々とのつながりが生まれたとの声が聞かれました。
ここでは、今年度の「写真さすらいワーク」を体験したランサーズ社員の声をご紹介します。ワーケーション・リモートワークの成果として、興味深い回答の数々が集まりました。
【時間と場所にとらわれない働き方を体現した感想は?】
・PCとWi-Fiさえあれば、カフェでも飛行機の中でも道端でも、どこでも仕事ができるとわかった
・自分の集中力やタイミングを大事にできるようになった
・働く時間を確保できるよう、事前のスケジューリングが大切だと感じた
・実家で仕事をしたことによって、身近な家族に、自分の仕事の内容や社会意義、やりがいについて話す機会ができた。「オンラインで仕事をすること」への理解が世代を超えて広がる機会になればと思う
【さすらいワークで印象深かったこと、誰かに伝えたいと思ったことは?】
・地域のランサーさんたちとのコミュニケーションを通じて、自身のモチベーションがアップし、業務における改善点を見出すこともできた
・地方にも「イケてる」仕事をフリーランスや自営でやっている人たちがいる。東京以外でもクリエイティブな作業環境を作れることを実感した
・リラックスした環境で働くことによって、新鮮な頭で考えることができ、新しい発想が思い浮かびやすくなった
・自身の日々の仕事が、地域の方々の「働く」「稼ぐ」に地続きであること
地域との人々のコミュニケーションが満足度アップのカギ!
いかがでしたか?
自然豊かな環境で過ごすことによるプラスの影響はもちろんのこと、地域の方々との関わりが印象深かった、それによってモチベーションが上がったり、新たな発見・発想を得られたりしたという声が多く上がっていました。
こうした感想から、ワーケーションの満足度を上げるには、ただ環境を変えて仕事をするだけではなく、訪れた地域の方々と関わっていくことがポイントなのでは?と気づかされます。
ワーケーションをしてみたい!と思っている方は、ぜひ実践の際には地域と関わるスケジュールを入れてみたり、地域の方が集まる場所に顔を出したりしてみてくださいね。
環境+人との関わりの力で、きっとあなたの仕事に新しい風が吹き込むことでしょう。