過疎化の進む北海道天塩町でもネットで仕事が可能に

DATE: 2019.03.22

この記事を書いたライター: だいこんママ

25年前に神戸市から北海道天塩町に移住しただいこんママさん。旦那さんは田舎暮らしへの希望が強く、どんな仕事でもするからということで、家族4人でやってきました。

当時、だいこんママさんは漠然と、これからはネットの時代だから過疎のデメリットもカバーできると思っていたそうです。ですが、ひとりではなかなか仕事していくのは難しく、それが実現したのは天塩町がランサーズとはじめた2年前だそうです。そこに至っただいこんママさんの仕事体験を紹介します。

職種を選ばなければ、仕事が次々にやってくる

私は独身の頃、神戸市でグラフィックデザインの仕事をしていました。天塩町に移住してからは、ネットで仕事をしようとホームページも作りましたが、営業力がないので仕事の依頼は来ませんでした。

そんなわけで専業主婦をしていると、いろんな方がいろんな仕事を紹介してくれるのです。ビート植え、大根抜き、土木の人夫、防雪柵の取外し、測量の手伝いなどで、デザインの仕事しかしたことがなかったので、分からないまま引き受けましたが、この経験で私の職業観は180度変わりました。どれも初めての仕事で面白かったのですが体力が持たなくて、事務の仕事を探し、その後10年ほどは臨時職員をしました。

コンサートホールも映画館もスポーツジムもないけれど

市臨時職員になってからは時間と体力の余裕もできたのでブログを始め、絵本などを描いてSNSで発信していましたが、仕事に結びつくものではありませんでした。

また、天塩町で閉校になった小学校を利用した美術展「アートinてしお」の企画運営も8年間しました。文化的な面で言うと何もないところですがクラシックコンサートやジャズ、映画などが無料で鑑賞できます、といっても好きな時に自分の観たいものをチョイスすることはできませんが、天塩町が企画して開催してくれるのです。演歌好きの方なら毎年、夏の祭りの時に歌手が来ます。運動も専門のトレーナーが教えてくれる運動教室があります。