2019年3月24日、東京・千代田区のシェアスペースNagatacho GRiDにて「地域フリーランス働き方会議2019 〜ローカルリーダー・開花宣言 in 東京〜」(以下、「働き方会議2019」)が開催されました。
ローカルリーダー6名の提言に続く第二部では、地方創生に貢献したフリーランス4名の表彰が行われました。「働き方会議」レポート最後となるこの記事では、選出された4名の方々の横顔をご紹介します。
地域の「働き方改革」を推し進めた4名のMVPたち
地域に「新しい働き方」を根づかせた4名のフリーランスの方々へは、内閣官房シェアリングエコノミー促進室・高田裕介企画官よりトロフィーが手渡され、会場からは大きな拍手が贈られました。オンライン上でも、リアルタイムで祝福のメッセージが続々と届いていました。
▼ローカル講師部門MVP:桂 浩一さん
全国7地域の『スクット』講師を務め、北は北海道から南は奄美大島まで飛び回る大活躍を見せた桂さん。新たなニーズに応えるプログラムの開発・導入を手がけるなど、その活躍ぶりはまさに「新しい働き方」伝道師と言うべき存在です。
▼ローカルリーダー部門MVP:藤井 美津子さん
地域リーダー・フリーランスとしての活躍のみならず、全国の『スクット』地域ディレクターコミュニティに積極的に参画。「横のつながり」づくりへの貢献が高く評価されました。
▼スクチャレ部門MVP:奈良県奈良市(地域代表 伊藤 愛さん)
「スクチャレ」とは、『スクット』受講生のチャレンジをスタンプとして可視化したものです。奈良市はなんと、他地域の2倍以上となるスタンプ1,108個を獲得。地域ディレクターとして奮闘した伊藤さんの「誰も孤独にしない!」という決意の賜物です。
▼自走コミュニティ部門MVP:長崎県西海市(地域代表 拝崎 麻衣さん)
地域メディア・地域商社の立ち上げというゴールを設定したうえでの、逆算思考でのコミュニティ運営が評価されました。地域内で仕事が生まれ、育つ仕組みは、日本初とも言える注目すべき事例となっています。
「新しい働き方」の芽は、地域から育つ
「働き方会議」第三部の交流会では、参加者たちはそれぞれの地域の自慢の逸品をつまみながら親交を深めました。
「働き方会議」に集った人々は、国、行政、『スクット』運営陣、フリーランスと立場は違えど、きっと想いの方向は同じ。思い思いに「新しい働き方」談義に花を咲かせていました。
イベント後のアンケートでは、「自走への手がかりが見つかった!」「この時代ならではの手法で地域に貢献したい!」といった声が聞かれ、参加者たちがそれぞれヒントを得たことが伝わってきます。「働き方改革」は、地域でこそ着実に芽吹き、育っていることが実感できた今回のイベントでした。
それぞれの地域のストーリーから、「新しい働き方」に関心のある誰もが、新たな一歩を踏み出す勇気を得られるのではないでしょうか。