市原市五井はJR内房線で千葉駅から20分弱、館山自動車道の市原IC降りてすぐの好アクセスな街です。また、五井駅は市原市の里山へと続く小湊鉄道の始発駅でもあります。五井駅西口エリアは昭和の頃、商業エリアとして賑わいがありました。しかし現在は居酒屋やバーなどが中心となり、夜は活気があるものの、朝は閑散としています。2021年8月、そんな五井駅西口エリアに朝の賑わいを取り戻そうと「五井朝市」が始まりました。
「五井朝市」とは?
五井朝市は毎月第3日曜日の朝7:30〜10:00に開催されています。「#夜のまちに朝食を」を合言葉に、夜のお酒の場とは対称的に、健康的な朝食が提供されています。地元飲食店や青果店がお弁当やドリンク、朝どれ野菜など、テイクアウトを中心に出店しており、朝食や軽食にピッタリなものが揃っています。
出店数は10店舗以上あり、回数を重ねるに連れて増えてきているようです。最近ではハンドメイド雑貨なども出店されるようになってきました。シンコープラザというアーケードの中で行われているため、雨の日でも気軽に立ち寄れる朝市です。
朝市の朝ごはんをちょっと紹介!
朝市で提供される商品を一部紹介します。毎回同じ商品があるとは限りませんが、「行ってみてのお楽しみ」という感覚で立ち寄るのも良いかもしれません。人気の商品は売り切れ必至なので朝早く行くことをオススメします。チェーン店やコンビニにはない地元の隠れた名店にきっと出会えるはずです。
左上:「きまぐれカフェclover」の手作りが温かいお弁当
右上:イタリア料理店「料理工房 とらんとらん」のおしゃれな朝食たち
左下:「よろこびの種」の素材にこだわった優しい自然派のお菓子
右下:「星野農園」の新鮮朝どれ野菜(全て市原産)
五井朝市に込めた思い。
この「五井朝市」は2020年に市原市主催の第1回リノベーションスクールで提案された企画の一つです。リノベーションとは、空き家や空きテナントを新たな形で使うことです。このプロジェクトは、五井のまちの魅力をより高めていく取り組みのひとつです。
そしてこのスクールは市原のまちを盛り上げようという地元民が集まって行われました。五井朝市の真の目的は、この昼間のシャッター街に賑わいを取り戻し、空きテナントを無くすこと。さらには朝市の賑わいを日常にして、五井のまちを盛り上げることを目的としています。
写真(左)はリノベーションスクールに参加した地元民によるシンコープラザの掃除の様子です。このような普段見えないところでの活動もあり、写真(右)のように朝市は毎回賑わいを見せています。
まとめ
市原市はまちづくりに積極的な都市の一つです。その中に五井のまちを盛り上げようと闘志を燃やしている人がたくさんいます。筆者である私もその一人です。
五井朝市をきっかけに、五井駅西口エリアはこれからもっともっと面白くなるでしょう。
冒頭にも記載したように、五井駅は小湊鉄道の始発駅としても有名です。小湊鉄道に乗って市原市の里山めぐりをされる方も五井に住んでいる方も、まずは五井朝市で朝食をとって英気を養ってみてはいかがでしょうか?
「五井朝市」
日時:毎月第3日曜日の朝7:30〜10:00
場所:五井駅西口シンコープラザ(市原市五井中央西2-8-26)
Facebook:https://www.facebook.com/goodmorninggoi
Twitter:https://twitter.com/goodmorninggoi
※画像の提供元:全て「五井朝市実行委員会」提供画像
※掲載情報は執筆当時の情報であり、現在は変更になっている恐れがございます。予めご了承ください。