今回ご紹介する市原市の牛久商店街は、小湊鐡道上総牛久(かずさうしく)駅の駅前にある昔からある商店街です。このエリアには、蕎麦屋、肉屋、和菓子屋、酒屋などの飲食店をはじめ、文房具屋、洋品店、靴屋、金物屋、薬局、花屋、手芸店などの日用品を扱うお店などが並びます。

牛久商店街で自分の“ワクワクするもの”を探すとともに、牛久商店街を取り巻くさまざまな試みがあるようなので、今回みなさんにご案内してみたいと思います。

1人でも安心『うしぷら』で商店街をガイドしてもらいましょう!

市原市にある牛久商店街を体験してみたい!と思っても知らない商店街で買い物をするのは少し心細いと感じる方におすすめなのが『うしぷら』です。

『うしぷら』とは、昔ながらの懐かしくて温かみのある牛久商店街を歩いてお買い物を楽しむこと。歩き疲れたらお店の前にある小湊カラーのベンチでほっと一休みすることもできます。

商店街の魅力を感じて欲しいという想いから地元の女性が不定期で牛久商店街を案内しています。取材時はガイドを予約して、商店街にある10店舗程のお店を案内してもらいました。どのお店も魅力的だったのですが、今回は特に印象に残った4店舗を記事にしたいと思います。

※うしぷらの予約はこちらからhttps://www.instagram.com/ushipura/

おすすめ4店舗をご紹介。うしぷらで牛久商店街の魅力を体験!

まず初めに紹介するのは『大村商店』というお米屋さんです。小湊鐡道沿線で収穫される千葉県産こしひかりを販売しています。お店で玄米を精米してくれるので、自分好みのつき加減で美味しいお米が買えます。やはり地元のお米は美味しいですよね。

2件目は和菓子の『三河屋菓子舗』さん。昔からの製法を守り保存料を使用しないシンプルな材料で作ることにこだわっている三河屋菓子舗。素朴な甘さの六方焼やお店の奥様が小湊鐡道をデザインし焼印したどら焼きなどが店頭に並びます。

3件目のおすすめは、ジューシーで食べ応えのあるメンチカツや塩味が絶妙なコロッケを揚げたてで味わえる『東屋精肉店』さん。
うしぷらしながら食べると、周囲の雰囲気と相まってさらに美味しく感じます。

最後にご紹介するのは素敵なカフェ。牛久駅にある『#牛久にカフェを作りたいんだ』は淹れたてのコーヒーが自慢。コーヒーのいい香りが心を落ち着かせます。

こんな感じでみなさんも、うしぷらを満喫してみてはいかがでしょうか?

にぎわいマーケットと出張牛久商店街で地域が動き出す!

次に、毎月第2日曜日開催の『うしくにぎわいマーケット』をご紹介します。『うしくにぎわいマーケット』は、牛久商店街まで足を運ばなくても、気軽に商店街のお店や他の地域から集ったお店の選りすぐりの商品を楽しめるイベントです。テーブル席が用意されているので、小湊鐡道が駅に停車したところや、通過するのを眺めながら、ゆったりと日曜の昼下がりを満喫できます。
※イベント開催情報はこちらhttps://www.instagram.com/ushikunigiwai

また、小湊鐡道のトロッコ列車に乗りながら牛久商店街の商品を味わうことができる『出張牛久商店街』も人気。上総牛久駅のホームにトロッコ列車が停車中、牛久商店街のスタッフさんが揚げ物や大福などの甘味をお盆に乗せて販売しています。

それを購入し、発車した社内で里山風景を眺めながら、牛久商店街名物で小腹を満たすのは最高ですよね。トロッコ列車が走る日に、上総牛久駅でもし見かけたら旅の思い出にいかがでしょうか。

まとめ

今回取材をして感じた牛久商店街の魅力は、こだわりのある商品をお店の方とコミュニケーションを通して買い物をすることで感じる温かさだと思います。

うしぷらでガイドをしてくれた市原市在住の八重(やえ)さんはインタビューでこのように話されていました。「地域のお母さんが日常的な買い物をするのに牛久商店街をもっと利用してほしい。そのお母さんと一緒に買い物に来ていた子供が大人になり、お店とお客さんとの関係がずっと続いていく事が理想」「町おこしとか地域活性とか大それた事ではなくて、自分が感じたことを知ってもらえたらうれしい」

風情のある街並みで人情味あふれるお店を営む人とそれを守りたいと行動を起こす人の相乗効果で牛久商店街は今後も進化し続けることだと思います。みなさんもぜひ牛久商店街で「うしぷら」とお店の人との暖かい交流を経験してみてはいかがでしょうか。

※掲載情報は執筆当時の情報であり、現在は変更になっている恐れがございます。予めご了承ください。