こんにちは!べっくやです。
東京で4年間会社勤めをしたのち退職し、勢いでベトナム ホーチミンに移住、そこで今の夫と出会いそのまま現地で入籍。計2年弱をベトナムで過ごし、今年6月に2人で帰国……という落ち着きのない29歳です。
今は東京でフリーランスの広報として働きながら、仲良く楽しく新婚生活を送っています。
東京、そろそろ飽きた
帰国したばかりの頃は、久しぶりの東京暮らしがとても新鮮でした。でも最近、家でごはんを食べているとき、こんな話に。
夫「東京は便利だし楽しいけど」
私「うん」
夫「起こることのほとんどが想定の範囲内でちょっと飽きるよね」
私「わかる」
ということで、次の道として浮上してきたのが「地方移住」。
いきなり移住は難しくても、フリーランスという働き方を活かしての2拠点生活はアリかもしれません。今後子どもが生まれたら、子どもが小さいうちは地方で暮らすというのも良さそう。
考えれば考えるほど、夢は膨らみます。
そんなとき、「さすらいワーク」という制度を発見。フリーランスが地方でお試し移住をしながら、現地のアクティビティを体験できるそう。ものは試し!ということで、さっそく数日間の「さすらいワーク」をしてみることにしました。
東京からバスで8時間。岩手県八幡平市へ
夫は仕事の都合で来られなかったので、夫役として仕事仲間の清水を召還しました。不本意です。
今回の「さすらいワーク」の舞台は、岩手県八幡平市。普通の仕事もしながら、農作業など現地の仕事も体験する3日間のお試し移住です。
Googleで調べてみると、とりあえず山です。大丈夫かな・・・。
岩手県は一度だけ震災復興のボランティアで訪れたことがあり、そのときは、何の戦力にもなれない私たちに対する現地の方の温かい眼差しに胸を打たれたものです。
今回はどんな出会いがあるんだろう。わくわく。
東京から盛岡まで、夜行バスで8時間ほど。そこから車で1時間弱行くと、八幡平市に到着です。
今回は、地域おこし協力隊として八幡平市で活動している菊池さんにアテンドしていただきました。まずはドライブしながら八幡平市を案内してもらいます。
菊池さん「ここは八幡平の有名スポットなんです。岩手山をバックに1本だけ桜の木が立っている様子、雄大でいいですよね!映画やCMの撮影にもよく使われている場所です」
地元の人ならではの解説も交えて、気分はすっかり観光客。
八幡平、予想以上に自然豊かで良いところです。ペーパードライバーの夫と私としては、車が少なく運転しやすいところも高ポイント。これはいい感じのスタートです!
アットホームな「齋藤ミニミニ牧場」へ
観光客気分で楽しんでしまいましたが、今回の目的はあくまでも「お試し移住」。現地の人と交流したり、現地の仕事を体験したりしてみたい。
ということで、「齋藤ミニミニ牧場」にお邪魔しました!
「ミニミニ」というにはかなり広いですが、入った瞬間からアットホームな雰囲気に癒されます。
前日に雪が降って土が緩んでいるため、今回は農作業体験は断念。枯れた紫陽花の手入れのお手伝いをすることになりました。
夏に咲いた紫陽花が来年また新しい花を咲かせるために、枯れた花をカットします。雪が降ると作業が大変なので、今のうちにカットするのだそう。なるほど。
妄想開始。
八幡平に移住して1ヶ月。今日は朝ごはんを食べてから、庭の紫陽花の手入れ。季節の移り変わりを肌で感じながら、
「来年また紫陽花が咲くの楽しみだね」
「そうだね」
「うふふ」
と何気ない会話を交わすのが何よりも幸せな今日この頃。2人で一緒に焚火に当たれば、暖かさも倍増・・・。
妄想終了。
新婚のイメージもばっちりです。
まさかの別荘デビューか!?
作業のあとは、思いがけずごはんをご馳走になりました。
こうやって地元の人と密に交流できる機会は貴重なので、移住についても情報を集めたいところです。
私「実は、夫婦で移住を検討しているんです」
齋藤さん「あら! この辺、良い別荘たくさんあるのよ! 」
別荘!?
齋藤さん「広くて安いところたくさんあるから、別荘買ったらいいよ」
突然始まる別荘押し。別荘なんて、サラリーマン家庭出身の庶民には敷居が高すぎます。が、完全にビビっている私を尻目に、次々と物件情報が出てきます。
齋藤さん「けっこう安い家もあるよ。この家とか、200㎡で720万円だし」
おお、意外とリーズナブルな物件もちらほら。頑張れば購入できない金額でもないな。とすっかり乗せられた私は・・・実際に家を見に行ってみました!
じゃーん!
この大きい家が720万円だと・・・!?
しかも、この辺りは温泉地なので、業者と契約して温泉を引くこともできるそうです。自宅に温泉が引けるなんて贅沢!
※八幡平の別荘情報は、こちらのサイトで見ることができます。
http://www.hachimantai-ss.co.jp/spa8/
「いきなり移住」はハードルが高いですが、別荘を活用した2拠点生活なら現実味があるかもしれません。別荘、いい感じ・・・!帰ったら早速夫に相談してみることにしよう。
後編では「酪農・農業体験」、そして、フリーランスとして働けるのか?を検証!
そんなこんなで、八幡平の初日は過ぎていったのでした。実際に訪れてみると、移住のイメージが湧いてきます。
明日以降は、酪農・農業体験も控えています。さらに、フリーランスとして仕事ができるのか? も検証していかなければいけません。続きは後編にて!
(後編に続く)
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