昔、昔あるところにお爺さんとお婆さんが仲むつまじくすんでいました。お爺さんは山へ柴刈りに、お婆さんは川に洗たくに……(中略)

昔話のように、赤磐市は川を流れる桃を思わせる町、市の中心部にある「しもいち橋」には石の桃が飾られてあり、ガードレールには桃が何気なく描かれています、すごいことに、ガスタンクも桃になっています!!

桃あふれる町赤磐を、桃になった気持ちで、どんぶらこ、どんぶらこと流れてみたいと思います。

桃のたどり着いたところその1〔山陽郷土資料館〕

砂川流域、山陽地域辺りを流れてゆくと、市役所をはじめ、人々が集まる華やかなところがあります。下市辺りには赤磐市の歴史や文化を知ることができる、山陽郷土資料館が市役所の隣で出迎えてくれます。

・両宮山古墳、備前国分寺跡
・桃作りに携わった人物
・郷土を切り開くまでの道のり等々

現代に残るものを伝えてくれる場所です。最初に訪れてみると、赤磐をよく知ることができます。

Places where Peach arrived(桃のたどり着いたところ)Part2 〔熊山英国庭園〕

吉井川のふもと殿谷にある、熊山英国庭園は、熊山町立小野田小学校跡地にあります。全町公園化構想の取り組みによってつくられた日本でありながら英国を想わせる公園です。

木のフェンスにはつるまきの薔薇も誘引されてあり花の育て方も見ることができガーデニングや写真も楽しめます。秋~初冬に訪れたときは、凛とした紫の花々に出会えました。県道79号線にあります。

桃のひと休み 秘湯〔ツルの湯〕

吉井川流れる山里、佐伯峠にたどり着くとツルの湯という秘湯でした。源泉かけ流しのアルカリ性単純泉PH値8.8ラドン含むお湯が湧いていました。

蛇口にはかけ流しを証明するかのように湯の花が流れて目に見えていました。ほのかに白いお湯に入ってみると、ポカポカになりました。県道258号と53号線の交わるところにありました。

「緑深きところにあるいい湯じゃった。肌もツルツルになったんじゃ。」

まとめ

どんぶらこ、どんぶらこと流れてみれば、そこは自然と郷土をこよなく愛し桃、梨、葡萄などの農作物を努力し作り、現代に伝えようとする人々の証の地でありました。

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