自然に恵まれた西海市には全国的にも珍しい、貴重な生き物を観察できるスポットが点在しています。生き物に直接触れ合う機会が減ってきている現代社会。西海市ではすぐそこに、自然と触れ合える場所がたくさんあります。
ご紹介するのは無料で楽しめる場所ですので、がっつり遊びたいときも、ふらっと散策したいなという時も気軽に立ち寄れます。家族でショッピングモールもいいけど、自然を肌で感じるのもきっと素敵な体験になりますよ♪
※これから紹介する動植物は、長崎県知事の許可を受けない限り、意図的に捕獲・採取・殺傷・損傷が禁止されています。
【四本堂公園】展望台からの眺めは絶景
四本堂公園(しほんどうこうえん)は四季折々の花々を楽しめ、キャンプやBBQ、小さなビーチがあったりライブができたりと1年を通して楽しむことができる公園です。子どもがのびのび遊ぶのにうってつけ!
波静かな大村湾北部海域を一望できる展望台からは、運が良ければスナメリの姿が見られます。また、冬には野鳥や渡り鳥が観察できます。双眼鏡と図鑑をもって出かけてみてはいかがでしょうか?
【とんぼ公園】10種類以上のトンボを観察できる
10種類以上のトンボが生息している湿地帯がまるごと公園になっています。ギンヤンマやモノサシトンボ、全国的にも希少なベニイトトンボなどを観察できます。池の周りにはデッキやベンチがあるのでゆっくりと散策を楽しめます。季節によって見ることができるトンボが違うので、あらかじめ問い合わせておくと安心です。
最近、カッコイイものにこだわっている息子を連れて行ったら喜ぶに違いない!
【南串島周辺の干潟】干潟は生き物の宝庫
先日観たあるテレビ番組で、ハクセンシオマネキが絶滅の危機にあることを知りました。小さいころはよく実家の側の干潟で遊んでいて、シオマネキがいるのは当たり前だったので驚きです。全国的に減少傾向にありますが、西海市では生息地が多く残されています。
南串島(なぐしじま)周辺の干潟では、他にも干潟の生き物や西海市の花木に指定されているハマボウ(花期7~8月)などを観察できます。干潟に行く際は、干満の時間を確認し長靴や着替えなどもお忘れなく。
まとめ
今回紹介した場所以外にも、伊佐ノ浦ダムや七ツ釜鍾乳洞、大釜海水浴場等でも希少な動植物を観察することができます。昔はたくさんいた生物たちも、地球温暖化や外来種の影響など様々な原因で減少傾向にあります。私たち一人一人の行動で生物にどのような影響を与えるのか、子どものうちから考える機会を持ち、行動することで未来につないでいきましょう。
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