今、「外部人材活用」が全国の中小企業から注目を集めているのをご存知でしょうか?
「外部人材活用」とは、これまで企業内で行っていた仕事をフリーランスなどの外部人材に外注し、担ってもらうこと。インターネットによりどこでも仕事ができるようになった現在、人材不足に悩む地域の中小企業で導入が進み始めています。
移住や二拠点居住を考えているフリーランスにとって、この流れは大きなチャンスとなるかもしれません。関心のある地域の企業の仕事に手を挙げることで、その地域と関わりを持つきっかけとなるからです。そんな「外部人材活用」について、今回は詳しくみていきましょう!
なぜ今、「外部人材活用」が注目されているの?
「採用困難時代」とも言われる近年、多くの企業が人材不足に悩んでいます。特に、地域の中小企業における人材不足は深刻化しており、経営上の大きな不安要素となっています。そうしたことから、多くの企業がフリーランスをはじめとする外部人材に目を向け始めているのです。
また、人材不足は個々の企業の問題ではなく、地域全体の問題でもあります。移住促進やクラウドソーシングを通じて地域で働く人を増やす施策は、以前から多くの自治体で取り組まれてきました。くわえて近年では、地元経済の競争力アップ施策として、地域を挙げて外部人材活用に取り組む自治体も出てきているのです。
ランサーズでは昨年から、外部人材活用に関心のある企業に向けて「スマート経営セミナー」を各地で開催してきました。参加企業からは「思った以上に任せられることがありそう!」「商品デザインやメルマガをお願いしてみたい!」など、フリーランス活用への前向きな声が多く寄せられています。今後はさらに、企業の外部人材活用は進んでいくことでしょう。
企業が「外部人材活用」について抱える課題とは
では、企業はフリーランス活用について不安に思っていることや、課題はあるのでしょうか?
経済産業省による「平成28年度産業経済研究委託事業(働き方改革に関する企業の実態調査)」(約200社を対象)、またランサーズが実施した調査( https://www.lancers.co.jp/news/pr/17978/ )によると、委託先がフリーランスという「個人」であるがゆえの課題を多くの企業が感じていることがわかります。
企業が最も課題と感じているのは「契約上の処理」です。そもそも会社の規則で個人とは契約が結べないということになっていたり、対個人とどういった契約を結んだからよいかわからなかったり、ということですね。また「人材をどのように見つけたらよいかわからない」「情報漏洩などセキュリティ上の不安」などの課題を感じている企業も多いようです。
企業が外部人材を獲得する方法としては、主に「プラットフォーマーへの登録」「紹介や共働実績による依頼」「直接募集」の3つがあります。特に、ランサーズなどのプラットフォーマーに注目している企業は多く、契約処理や人材確保、セキュリティ管理などの点において、プラットフォーマーの果たす役割に期待しているという声が多く上がっています。
気になる地域の仕事をするには、どうしたらいい?
企業がフリーランスの力に注目している中、フリーランス側が地域企業の仕事を見つけるにはどうしたらよいのでしょうか?
前項で説明したように、企業が外部人材を募集する方法としては、大きく「プラットフォーマーへの登録」「紹介や共働実績による依頼」「直接募集」の3つとなります。紹介などのつてがあれば最もスムーズですが、これまで地域と接点がない人にとっては難しいでしょう。Web検索などで企業を直接探すこともできますが、自分のスキルを求めている企業をピンポイントで探すのは大変です。また、いくつか見つけられたとしても比較検討はしづらいですよね。
やはり、企業も信頼するプラットフォーマー上で探すのがもっとも近道だと言えるでしょう。ランサーズでは、地域の仕事とつながる関係人口プラットフォーム『CON-NECT』を提供しています。『CON-NECT』では、地域やスキルから仕事を探すことができるので、自分の条件に見合った企業・仕事を比較検討して応募することができます。地域企業での仕事に関心がある!という方は、ぜひ利用してみてくださいね。
自分の持つスキルで貢献、地域とつながろう!
いかがでしたか?全国の中小企業や地方自治体では、住んでいる場所に関わらず自社や地域に関心を持ち、一緒に働いてくれるフリーランスを求めています。地域とつながり、貢献するには、実際に地域に行かなくてもできる方法があるということですね。
フリーランスが仕事を探す際は、案件の詳細や条件で探すことが多いかもしれません。でも、いつかは移住や二拠点居住をしたいと考えているなら、まずは地域の仕事から探して企業とつながり、さらに地域と関わっていくステップにしてみてはいかがでしょうか。