アクセス良好、入場料無料。大切な人と一緒ならもちろん、ひとりでも気軽に散策を楽しめる赤磐市の観光スポットをご案内します。

あふれるバラに包まれたイングリッシュガーデンに集合!熊山英国庭園

山陽本線熊山駅から北西に5km、県道258号線から一筋入った赤磐市殿谷に本格的英国庭園があります。自然と人との協調性を高めこころ豊かなまちづくりを推進しようと、旧小野田小学校跡地に整備された庭園です。

四季折々の花を楽しむだけでなく、カフェやイベントホール、陶芸など種々の教室を利用することができる体験型の公園でもあります。

建物は旧小学校の教室や体育館を利用したものですが、見事に英国庭園にマッチする英国館に再生されています。

丹念な手入れが続く冬の庭園では、春の到来を待っているかのようなクリスマスローズの可憐な姿に心を奪われます。

6月初旬には花の女王達が庭園一面を埋め尽くす、見事な光景へと大変身。圧巻は庭園中央、バラに覆い包まれたガゼボです。

カフェに座り、目前のパーゴラからこぼれ落ちそうなバラの花を愛でる。心地よい香りに包まれたやすらぎの時間と空間がここにあります。

足利義政の正室 日野富子を偲ぶ 小川山自性院常念寺

県道79号線沿いに設置された案内看板から南西方向に約600m、赤磐市沢原の小高い山の中腹に天台宗小川山自性院(ジショウイン)常念寺があります。

ここに室町幕府第8代将軍足利義政(1436~1490)とその正室で第9代将軍義尚の生母である

日野富子(1440~1496)の墓所があります。

ジショウインと聞けば、京都東山の慈照院(銀閣寺)を思い浮かべられることでしょう。また、日野富子の別称が小河御所(おがわのごしょ)であることからも、この寺が縁のあることを物語っています。

背後に竹林を従えた閑静な土地で、まず鐘楼門が出迎えてくれます。この鐘は「参拝者どなたでも、鳴らしてもらうのを待っている」とのこと。

拝むようにして鐘下のロープを引き、しばし厳かな重低音のシャワーを浴びていると、古き時代を偲ぶ気持ちが湧き起こってきます。

本堂は、鬼瓦横の文字から元文(1736~1741)の時代の建立と考えられています。当時の瓦は改修時取り外されましたが、鐘楼門から日野冨子の墓へと続く小道に並び置かれ、今もなお厄除けの務めを続けているかのようです。

ドライブ・サイクリングでリフレッシュ! 吉井川沿い爽快ロード

岡山三大河川の一つである吉井川は赤磐市の北方約60kmにある中国山地の三国山を源流とし、赤磐市と隣接する和気郡和気町の間を縫って瀬戸内海に流れ出ています。

吉井川は、この両自治体間を流れる時が最も美しく豊かな表情を見せてくれます。

川沿いの整備された道路は大変見晴らしが良く、ドライブやサイクリングに最適な爽快コース。

山陽本線熊山駅付近の県道79号線を南下し、山陽自動車道の橋脚を眺めながら弓削橋までたどり着き、北部の山々や東方に迫る熊山を見渡していると山陽本線の電車が目前を通り過ぎて行きます。鉄道ファンならずとも胸がときめく光景です。

緑豊かな赤磐で育まれてきたものたち

吉井川が育んだ肥沃な土地では「赤磐ブランド」として多くの農作物、加工品が産み出されています。緑豊かな風景に溶け込んだ歴史と食の文化あり。素敵な出会いと発見をしにお出かけください。赤磐でお待ちしています。