西海(さいかい)市を訪れたら、何をしたいですか?私は、地元の人とお話しするのも旅の醍醐味だと思います。そこで、西海市の地元民と仲良くなれる、地元の人も参加している行事を3つご紹介いたします。

心身共に健康に!「さいかいシティウォーク」

先日の3月5日には、第12回「さいかいシティウォーク」が開催されました。心身のリフレッシュと健康増進をはかり、家族や人々とのふれあいを目的とした大会です。

鍛錬コース(約20キロ)とファミリーコース(約10キロ)があるので、ご自分のペースでウォーキングすることができます。西海市には「歩く西海路」というウォーキングコースが全部で13種類あります。この大会では、西海路から毎年1つのコースが選ばれます。

今年は折り返し地点の海が見える高台で、なんとコーヒーがふるまわれました。ゴールすると完歩賞がもらえます。探索するように歩くと、地元民の私でも新発見がありました。自然は心を和ませてくれますし、人工物はその土地の災害事情や歴史を物語ります。

力士が大泣きする?太田和の赤ちゃん相撲

西海市の西海町太田和(おおたわ)では、赤ちゃん相撲が行われています。

地元の集落のイベントですが、力士や行司の衣装が本格的です。行司をされる方の掛け声のなりきりぶりが面白いです。集落以外の方も見にきます。有志が赤ちゃんを抱っこして土俵に立ち四股(しこ)をふむと、赤ちゃん力士は泣いたり、泣かなかったり。

太田和は西海市の中でもきずなの強い地域で、たびたび地域行司がおこなわれています。この赤ちゃん相撲の開催時期は毎年11月下旬です。

おりがみで作られた毛!獅子舞がねり歩くお宮日祭り!

九州北部には収穫を感謝する「お宮日(おくんち)」の秋祭りがありますが、崎戸町では昔あった炭鉱での無事故を願って獅子舞が生まれたと言われています。

10月の中下旬の日曜日に、お神輿(みこし)とともに赤と緑の獅子舞が舞います。

獅子舞は、地元の浅間(あさま)神社で神授(しんじゅ)をしてからスタートし、御旅所(おたびしょ)までねり歩いて再び神授をします。当日はほぼ1日中その様子を見ることができます。その後、各家庭をまわるのです。獅子舞に頭をかんでもらうと、「家内安全」「無病息災」「商売繁盛」で過ごせると言われています。

マメ知識!

※神授:神からさずかること
※御旅所:神の休憩場所

住民の雰囲気が良い西海市に、ぜひお越しください!

子どもも大人も、すれ違う人々が「こんにちは!」と挨拶をする西海市。そんな人の温かさにふれて、癒される旅もオススメです!