甲州市勝沼町はぶどう畑の景観がとても美しいまちです。平成29年には伝統的な果樹の栽培技術や農業システムが評価され、勝沼町のある山梨県峡東地域が日本農業遺産に認定されました。

この美しい景観は一体どうやってできたのか、ぶどうとワインの歴史に触れながらその謎をひも解いてみませんか?

甲州ぶどうのルーツを学ぶ〜ぶどうの国文化館〜


約1300年前に伝わってきたとされる甲州ぶどう。江戸時代に甲州街道が開けてから、本格的にぶどう栽培が始まり、今のぶどう畑の景観が作られてきました。

ぶどうの国文化館では、その歴史の中で勝沼の人々がどう関わってきたのかを蝋人形がリアルに伝えてくれます。

ぶどうの国文化館
住所:山梨県甲州市勝沼町下岩崎1034
電話:0553-44-3312
開館時間:9時〜17時(最終受付16時30分)
休館日:月曜日、祝日の翌日、年末年始
料金:無料

甲州ぶどう発祥のお寺を参拝〜柏尾山大善寺〜


約1300年前に行基菩薩が刻んだと伝えられる葡萄薬師が安置されているお寺。葡萄薬師は5年に一度の御開帳の時にだけ参拝できます。

国宝である大善寺の本堂は荘厳な雰囲気に包まれ、いにしえから勝沼の地を見守ってきた悠然さを感じさせてくれます。

大善寺
住所:山梨県甲州市勝沼町勝沼3559
電話:0553-44-0027
拝観時間:4月〜11月 9時〜16時30分(最終受付16時)
12月〜3月 9時〜16時(最終受付3時30分)
拝観料:500円
団体割引(20名以上1人300円)

勝沼で唯一!手絞りのぶどう酒を作り続ける蔵
菱山中央醸造有限会社


現在も昔からの方法でぶどう酒作りを続ける地元の蔵です。

菱山中央醸造では、地域の農家の方たちが自分たちで仕込みから瓶詰めまでを行います。10月に木製の樽を使って絞り、3月に1本ずつ手作業で瓶詰め。原料はこの地域で栽培している甲州ぶどう。

農家のこだわりぶどう酒を一度試飲すると他では味わえない美味しさにハマってしまうかも⁉︎

菱山中央醸造有限会社
住所:山梨県甲州市勝沼町菱山1425
電話:0553-44-0356
営業時間:8時〜17時(7月下旬〜11月3日)それ以外は要問い合わせ
無料試飲あり

まとめ

先人たちから脈々と今に繋がるぶどうとワイン作り。歴史を学んで、ぶどう畑を見ながら甲州ワインで乾杯するのもなかなか味わい深いものだと思いませんか?

※掲載情報は執筆当時の情報であり、現在は変更になっている恐れがございます。予めご了承ください。