晴れた昼下がりに奈良を観光するのもいいですが、夜の奈良はまた違った表情を見せてくれます。

ご紹介するのは「灯り」に関する3つのイベント。火の灯りは、なんとなく日常から離れた気分になって心を落ち着かせてくれますよね。時間を忘れて、奈良の灯りに包まれてみませんか?

2万本のろうそくの花が咲く「なら燈花会」

毎年8月上旬に開催される「なら燈花会(とうかえ)」。奈良公園一帯にろうそくが並べられ、ひとつひとつ手作業で灯りがともされます。

東大寺、春日大社、興福寺、奈良国立博物館などの定番の観光地も、いつもとはまったく違う雰囲気になります。遠くまで続く優しいろうそくの光を見ていると、ファンタジーの世界を歩いているような気分に。

世界平和を願う大文字は日本最大級「奈良大文字送り火」

大文字といえば京都の送り火が有名ですが、奈良でも見ることができます。戦没者の慰霊と世界平和への願いを込め、終戦記念日の8月15日に春日大社境内の高円山(たかまどやま)で行われる「奈良大文字送り火」です。

「大」の字の大きさは日本最大級。春日大社や東大寺など、近くで見るとその雄大さが感じられます。ライトアップされた平城宮跡から遠望するのも、また違った趣を味わえますよ。

燈籠の光に浮かび上がる世界遺産が美しい「中元万燈籠」

春日大社は、燈籠の数が日本一だということをご存知ですか?その数なんと3,000基。古くは平安末期から今日まで、家内安全、商売繁盛などの願いを込めて寄進されたものです。

昼間に見ても圧倒されるほど並ぶ燈籠は、灯りがともるととても幻想的で、燈籠の光に浮かび上がる春日大社の朱色もとても美しいです。全燈籠に灯りがともる「中元万燈籠(ちゅうげんまんとうろう)」は2月の節分と8月14・15日の夜に開催されます。

まとめ

優しい灯りに照らされた夜の古都奈良は、まるで過去にタイムスリップしたよう。時間が過ぎるのを忘れて、夜風にあたりながら奈良を散歩してみてはいかがでしょうか?

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