縁結びで有名な神社といえば、島根県・出雲大社ですよね。でも、島根県まで行かずとも、奈良市には恋の応援をして下さる神仏がたくさんいらっしゃいますよ!

しかも、今回ご紹介する寺社は、半日あればサクッと徒歩で回れてしまいます。では、行ってみましょう!

天皇の寵愛を受けた女官の悲しみ ~采女神社~


近鉄奈良駅から東向き通りを抜け、突き当りを左に曲がると見えてくるのが猿沢池。采女神社(うねめじんじゃ)はその猿沢池の西側に位置する、小さな神社です。

この神社は、社が鳥居に背を向けているという、とても珍しいつくりになっています。それには伝説があります。「奈良時代、天皇の寵愛を受けた采女が、天皇からの関心が薄れたことを悲しみ、猿沢池に身を投じました。采女の悲しみを思い、池のほとりには社が建立されましたが、『自分が身を投じた池を見ていたくない』と一晩で後ろを向いた」というものです。

こちらは縁結びの神社らしく、ハート形の絵馬を奉納できます。また、中秋の名月の頃に催される采女祭りは、大変幻想的です。

どんな願いも叶えましょう!~興福寺・一言観音~


采女神社から東を向くと、左前方に石段が見えます。けっこう段数と角度がある石段なので、のんびり登りましょう!その階段を登りきった先の正面に見えるのが、一言観音(ひとことかんのん)です。

こちらの観音様は秘仏なので直接拝むことはできませんが、なんとオールマイティーに願い事を叶えてくださります!ただし、ルールが1つ。それは「具体的にお願いすること」です。例えば「彼氏がほしい」といったような、ボンヤリとした願い事ではいけません。「〇〇くんと付き合いたい」というように、とにかく詳しくお願いしましょう!

5月ごろに訪れると、藤棚が見事ですよ。興福寺といえば乾漆八部衆立像(かんしつはちぶしゅうりゅうぞう)の阿修羅像が有名なので、時間があれば国宝館に寄るのもおすすめです。

長生きの秘訣は夫婦円満?~春日大社・夫婦大國社~


一言観音から東へ、有名な五重塔を見上げつつ歩みを進めましょう。小さな横断歩道を渡って右に曲がると、春日大社の一の鳥居があります。ちなみに先ほど渡った横断歩道、なんと鹿も渡るんです。知ってか知らずか、ちゃんと信号待ちをする鹿もいるので、ぜひ行ってみて下さい。

ちょっと長めの参道を歩いて、春日大社本殿の南門まで来ました。左に曲がれば世界遺産・春日大社ですが、ここを右に曲がります。細い小道を少し歩くとあるのが夫婦大國社(めおとだいこくしゃ)。

ここは春日大社の摂社で、ともすれば見落としてしまいそうですが、日本で唯一、ご夫婦で大國様をお祀りしている社です。夫婦円満、家内安全、老後の守護のご利益があると言われています。お相手との末永い幸せな人生がイメージされる社ですね。こちらもハート形の絵馬が可愛らしいです。

まとめ

今回ご紹介した寺社の周りにも、たくさんの有名な観光地があります。紅葉が見頃な時期に、午前中は縁結び、午後は奈良公園散策と、秋の奈良を満喫してみてはいかがですか?

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