近鉄奈良駅・JR奈良駅、両駅から徒歩10分ほどの場所に商店街があります。駅前の繁華街から外れた地元の人から愛される船橋(ふなはし)商店街。

その商店街のなかに、こだわり抜かれた野菜が並ぶ八百屋さん『五ふしの草(いつふしのくさ)』があります。ネット販売なしで日本全国からお客さんが集まるその魅力について紹介します。

『五ふしの草』の野菜は新鮮で美味しいだけじゃない!

「有機野菜のなかでも心をこめて作られたものを…」と話すのは店長の榊原さん。店長がこだわり抜いた野菜は味が濃く、野菜の苦手な子どもがそのまま食べてしまうくらい、とにかく美味しい!

店内に並ぶ野菜のことを質問すると、ひとつひとつ「このかぼちゃは在来固定種でね…」「このほうれん草はね…」と、種のことから、どのような肥料が使われて、どのような環境で育ったのかまでを詳しく教えてくれます。

販売されているのは、なるべく在来固定種・自然農法のもので、奈良県産や奈良県から近い場所で育てられた野菜。奈良から遠い場所でも、店長が一緒に仕事をした農家の野菜や実際に畑を見に行った小規模の畑で丁寧に育てられた野菜。「心の通う範囲」の野菜が並びます。

『五ふしの草』には、新鮮で美味しいだけではなく、体にも地球にも優しく、愛情をいっぱい受けて育った、こだわりの野菜が集まっています。心から安心して食べることができる味の濃い野菜を、ぜひ一度食べてみませんか?

『五ふしの草』は子どもがまた行きたくなる八百屋さん

小さな子どもと一緒に買い物へ行くと、買い物カートに乗ってくれず、店内をウロウロする姿を目で追うのが大変で、ゆっくり買い物ができないこともあるかと思います。ですが『五ふしの草』は本当に買い物がしやすい!

スーパーなどに比べて店内が広くないことも理由のひとつですが、子どもが店内をウロウロしていても店長は優しく見守り「おぉ!そんなこともできるんや」と子ども目線で声をかけてくれます。

それもそのはず、店長はなんと4児の父! レジでお金を子どもから受け取ってくれたり、買い物した品物を子どもへ渡してくれたり、ただ連れられる買いものではなく参加できる買い物に、大満足の子どもたち。あなたのお子様も『五ふしの草』が大好きになること間違いなしです!

農業への思いを形に。『五ふしの草』はみんなの思いがこもったお店

『五ふしの草』は、店長が自然農業を学び野菜を育てていたときに、愛情をかけてていねいに育てた野菜を販売してもらえる場所がなかったことがきっかけで誕生しました。

店長は、「有機農業がよりよく発展できるように…」と、奈良近郊の有機野菜などを育てる小さな農家たちを大切に思う人が集まり、元気に有機農業を続けていくためのつながりを育てる取り組みをされています。

八百屋もその取り組みのひとつ。『五ふしの草』はみんなの拠点となり野菜を販売する場所です。最初は、建物のガレージ部分のみで野菜を販売されていたそうですが、仲間の大工や農家たちで店内を改装し、現在の五ふしの草が完成しています。

お店の他にも、地域の有機農業を守っていくための旬野菜の詰め合わせ便や、月に一度JR奈良駅前で『奈良オーガニックマーケット』という出会いと交流の場となる朝市を手がけています。

2019年11月、12月には、奈良女子大学にて『奈良有機農業映画祭~間違いだらけの有機農業を視座に地球を想う映画祭~』を開催しました。『五ふしの草』は、農業への思いを形にしようと、みんなの思いがこもったとても温かい八百屋さんです。店内はとても落ち着く雰囲気で、そこに居るだけでほっとした気持ちにさせてくれます。あなたもぜひそんな温かい空間を体感してみませんか?

まとめ

いかがでしたか。在来固定種の野菜や、自然農法の野菜がいつも並んでいる八百屋さんは、日本中を探しても、数少ないのではないでしょうか。また、食の安全や日本の農業へ強い思いを持たれて、発信されている、形にされている八百屋さんも、なかなか見つからないと思います。

ですが、どちらにも当てはまる八百屋さんがここ奈良市にはあります。ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

今回、ご紹介した『五ふしの草』は野菜以外にも自然派食品やフェアトレード商品、野菜の種、調理器具なども販売されています。ご興味を持たれた方は下記のHPをご覧ください。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

『五ふしの草』
HP:itsufushi.com

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