「住めば都」ということわざがありますが、結婚をきっかけに自分の生まれ育った土地から奈良市へ来られた方はいかがでしょうか。新たに住み始めた土地をどのように感じているのか、大阪出身、奈良在住5年、2児のママへ伺ってみました。

関西の奈良のイメージは?

奈良と同じ関西、大阪に住んでいた森さん。お隣の県にも関わらず、自ら足を運ぶことはあまりなかったそうです。「奈良は京都と同じ観光する場所は多いが、率先して行かないところ」とあまりいい印象はお持ちではありませんでした。

奈良は観光地というイメージが強いので何か特別なものを期待し過ぎていたのかもしれません。でも住み始め子どもが生まれると自然と外へ出かけることが多くなり、奈良の魅力に少しずつ気づき始めたのだとか。

親子で世界遺産を気軽に満喫できる優越感

子どもが小さいと遠出をするには準備や段取りが意外と大変。でも小さいうちにいろんなものを見せてあげたいという思いを強く持たれた森さん。そんなとき子どもを連れてお散歩がてら奈良公園に。

公園内には多くの国宝指定・世界遺産登録物件があり敷地はすべて合わせると東西約4キロメートル、南北約2キロメートルの広さがあります。1日ではすべてを見回ることはできません。よく考えてみると、このように多くの文化財や世界遺産に日常的に触れられるなんて、とても贅沢なことなのではないか?そう気づいてからは、奈良のことを魅力的に思えるようになったそうです。

あるときはどんぐりを持って鹿とふれあい、またあるときは興福寺の五重塔を鑑賞、親子で贅沢なお散歩を日々楽しまれているようです。先日東大寺へ遊びに行った夜、東大寺特集の番組をお子さんが見つけ「ここおウチ、ちかい」と嬉しそうに教えてくれた様子に、自分の住む町を好きになってくれるといいなと思われたそうです。

住んでしまうと身近過ぎてその土地の有難みを感じなくなることがありますが、子どもの何事も新鮮に感じる心に刺激されまだまだ奈良の魅力を見つけたいそうです。

季節によって見どころ満載、四季を敏感に感じられる

春には桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色、変わりゆく季節と共に、社寺の印象も様々に姿を変え私たちに毎回新たな感動を伝えてくれます。森さんは特に春の季節がお好きで、子どもと奈良公園をよくお散歩するそうです。

東大寺に花びらが舞い散る様子を眺めると、何か感慨深いものを感じ、古へタイムスリップしたかの様に心を動かされます。子育てに少し息詰まってしまっても、壮大な景色に自然と心が癒されます。

古い歴史を持つ奈良だからこそ、人の心を刺激したり、感動させたりするパワーがちょっぴり強いのかもしれません。

まとめ

森さんは、新たに住み始めた土地を子どもと共に知ることで、街に愛着を感じ第二の故郷という思いが強くなってきたとおっしゃいます。町に何かを求めるのではなく、自ら探究心を持ち行動することは大切ですね。

歴史深い奈良は情緒を穏やかにさせ、親子のつながりをより深くさせてくれる不思議な力があるのかもしれません。

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