独身から結婚、子育てを経験して、仕事との関わり方が変化しました。ワーク・ライフ・バランスのうち仕事のみを優先させるのではなく、私生活とうまく融合を図るためにはどうしたらいいのか。自分を取り巻く環境を考え、使える時間を膨らませて行くことで新たな発見をしました。そして「奈良市にいるから不便なんだ」という思いがかき消され、世界遺産のたくさんある古都奈良に住むことが誇らしくなりました。

同じ関西なのに、住む場所によってライフスタイルが激変

私は、大学入学と共に愛知から関西に出てきました。憧れの一人暮らし。西宮市に住み大学生活を満喫しました。三宮も梅田も、そして難波も電車に乗ればさっと移動ができ、またその感覚に慣れてしまっていました。

しかし結婚を機に奈良市へ移住。今まで15~20分で移動できていたことがなんと60分以上かかることに。仕事に行くにも、友達に会うにも以前より時間を余分に費やさなければならなくなりました。同じ関西といえども、今までの感覚が染みついていた自分にとってはものすごく不自由さを感じました。

結婚、出産、子育て、自分らしく生きられているのか

そんな時、「奈良市にとらわれずもっと自由に仕事はできないか」と考えるようになりました。毎日同じ時間に起きて、同じ電車に乗り、同じ場所で仕事をするのではなく、もっと自分のライフスタイルにあった働き方はないのか。そこで出合ったのが『クラウドソーシング』のライターでした。

元々子ども関係の仕事をしていたことと、自らの子育て経験を生かすことのできる案件を見つけ、始めてみました。子育ては人それぞれ。夜泣き一つとっても受け止め方はいろいろです。そのことで苦しんでしまう人もいれば、楽しむことができる人もいます。今の社会背景から、子育てはママの負担が多く毎日奮闘しています。そんなママたちへ「こんな考え方もあるよ」「子どもって意外とおもしろいよね」という、ほっと一息できるようなエピソードを綴ってみました。すると頭で思っていることを文字にして見える化することで、自分自身も整理され客観的に子育てを見られるようになったのです。さらに、子育てをしながらなので使える時間の中でとても集中するようになりました。

できることだから頑張れる、もっとやりたいと思う

ライターとして奈良市から子育てエピソードを発信している間に、自身の子育て経験だけでなく理論的に子どもに関しても学びたいと思うようになりました。その結果、家事、育児、仕事の合間をぬって保育士資格試験に挑戦することに。学ぶことで子どもに関する知識が増え、また自ら実践もできるので自信となっていきました。そして1年をかけて国家資格の保育士を取得。すると有難いことに知人から保育士養成の講師の依頼や地域の子育て支援での活躍の場をいただくようになりました。

時間の経過と共に何かにしがみつくのではなく、できることを見つけ順応することの大切さが感じられたのです。すると元々好きだった都会的な場所より、自然があり子育てもしやすいと感じるようになりました。さらに奈良市には、我が子を小さい頃から世界に誇れる遺産に接することができるという良さがあるとわかるようになりました。

まとめ

独身時代は好きなことを軸に頑張ってきたところがありますが、そうではなく自分のできることを積み重ねることで、環境の変化に関わらず日々を充実させることができることを知りました。これからも家族との時間を大切にしながらも、社会とつながり、自分のできること、求められることに答えられる人材でいられるよう精進したいと思います。

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