これから小学校から英語の授業が必須科目となり、学校の教育も大きく変わっていくようです。そこで奈良市で英語教室をしながら、「地域人材」として小学校で英語活動をされているSさんにこれからの英語教育や、観光地奈良に住むからこそ英語に触れられる、オススメな場所などをうかがってみました。

子供たちの教育、英語への取り組みが変わり始めています!

−小学校の英語活動の現状は?

現在、奈良市の小学校では担任の先生、ALTとよばれる外国人の講師、そして地域人材とよばれる日本人の3人で英語の授業をすすめています。わたしはその中の「地域人材」として、英語教育に携わっています。いずれは担任の先生が他の科目と同様に英語の授業も教えていくので、その前準備として教え方を共有しながら授業をしています。

勉強というより外国語活動を通して異文化と向き合う姿勢や、外国や外国語に対して自主性を持って取り組んでいける能力を育こうとしています。まだ授業としての統一感なく、学校によって内容もさまざまです。私は小学校で教えはじめて7年になりますが、奈良市では10年以上前から英語に触れる授業が取り入れられてきたようです。他と比べても早い取り組みがではないかと思います。

−語学への取り組みは昔と今と変わってきていますか?

今の小学生が入社面接する時には隣に外国人が座っている時代になる、と言われています。英語教室も開講して13年になりますが、親御さんの中にも英語を使える方も増えて、英会話を習わせる場所探しも質を求めているのがわかります。

子供にとっては、通える教室が増え、英語習得の方法もたくさんあり、低年齢での英検合格もすごく増えたと思います。実際英検会場には低年齢受験者の注意書きがすでに始まっています。外国人と会話したり、英語に触れる時間が増えたのはいい事なのですが、公立小学校のみで英語の授業を受けている子と教室に通っている子との差がでてきていると思います。

さぁ外に出て英語を使ってみよう!

−奈良は外国人の方と接する機会は多い?

奈良には有名なお寺などの観光地がたくさんあります。特に奈良公園は広大なエリアを歩きながら、鹿とたわむれているたくさんの外国人観光客と遭遇することができます。

奈良市の小学校では高学年になると観光地に住んでいることを生かして、奈良公園に行って外国人に質問するというプログラムがありました。授業ではしっかりと事前練習した後に慣れ親しんだ場所ですぐに実践できることで、子供たちにもとても効果があり、自信にもつながるようです。奈良にはこうして生きた英語を使える機会が、街の中にたくさんあることが特徴だと思います。

親子で楽しく国際交流!

−奈良で気軽に国際交流イベントがあれば教えてください。

JETという外国人が日本で英語を教えるというプログラムがあり、奈良ではそのJETで世界各国からこられた方々と年に4回ほどイベントがあります。

彼らとその国の遊びや文化の体験や、ハイキングなどで国際交流をしています。とても楽しくオススメのイベントですよ。他にも市の広報紙には定期的に様々な異文化交流の場が紹介されていますので、近場で無料のお得なイベントも見つけることができます。

−イベントなどに参加する時の心構えってありますか。

外国人が英語を習わせてあげようという親御さんの中には、「自分ができないので子供にはしゃべれるようになってほしい」という方もおられます。子供はそれを聞くと親にできなかったことが、自分にできるのだろうかと感じてしまい、自信がなくなってしまうこともあります。

できなかったからやらせるのではなく、楽しそうだからやってみよう、行ってみようと声かけしてあげて欲しいです。休日には近所の観光スポットにお出かけがてら親子でインタビューしてみてはどうでしょう?

まとめ

観光地の奈良に住む私たちにとって外国人観光客と接する機会はとてもたくさんあります。お話をお聞きしているうちに、特別なことをしなくても思い立った時に始められる交流の場が日常の中にあるように思いました。

特に奈良は時間がゆっくりと流れている感じがする、とよく耳にします。国内にはたくさんの観光地がありますが、のんびりと散策できる奈良は外国の方に気軽に声をかけたり、コミュニケーションも取りやすいのではないでしょうか。

古都奈良に住むという長所を生かして奈良を、日本を世界に発信できる子供たちがたくさん育ってほしいなと思いました。

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